文田が東京五輪内定 世界選手権で決勝進出 悲願成就に感無量「長かった」

[ 2019年9月17日 00:07 ]

レスリング世界選手権第3日 ( 2019年9月16日    カザフスタン・ヌルスルタン )

男子グレコローマン60キロ級準決勝、試合に勝利し胸元の日の丸を誇示する文田(撮影・会津 智海)
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 東京五輪予選を兼ねて男子グレコローマンスタイルが行われ、60キロ級の文田健一郎(23=ミキハウス)が準決勝でアリレザ・ネジャチ(イラン)をテクニカルフォールで下し、銀メダル以上を確定させて今大会日本勢第1号となる初の五輪代表に内定した。

 日本グレコ史上最年少で世界の頂点に立った17年から2年。昨年のケガなど苦難を乗り越え、何よりも欲しかった悲願の五輪内定を決め「長かった。オリンピックは本当に色々、レスリングに限らず見てきて、やっぱりどの選手も輝いている。あの舞台で戦えるのは特別なことでそこを目標に本当にやってきたので」と万感の思いで目を赤くした。

 初戦の2回戦は残り約1分で勝ち越す接戦で、4回戦は0―5からの逆転勝ち。やや危なっかしい試合展開も作戦通りだった。代名詞でもある反り投げを警戒される中、ローリングなどグラウンドの得意技を温存し「長いスパンで大会を通して試合を組み立てられるようになった」という。その言葉通り、準決勝ではローリングで大量加点し「良い形でした」と笑った。

 12年ロンドン五輪は恩師で父の敏郎氏が育てた同じ韮崎工高出身の米満達弘の金メダルを現地で観戦。16年リオ五輪は日頃から競っている日体大の先輩の太田忍が銀メダルを獲り、身近な存在が最高峰の舞台で活躍する姿を見てきた。「オリンピックで金を獲るためにあと1年間やっていきたい」。その背中に続くための第一歩を刻んだ。

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