LOジェームス・ムーア 13人制仕込みの鋭いタックル

[ 2019年9月16日 05:30 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(15)ー2

LOジェームス・ムーア
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 日本に恋したイケメンが、ピンチを救う。ロックのムーアは10歳で13人制のリーグ・ラグビーを始め、21歳から15人制に転向した異色の経歴を持つ。セットプレーに課題を残すが、肉弾戦のリーグ・ラグビー仕込みの鋭いタックルが最大の武器。「フィジカルな存在感を与えられると思う。強いタックルを日本にもたらすことができる」。正面衝突に強い屈強な肉体は、劣勢の局面で重宝しそうだ。

 「違うことに挑戦したい」。16年に代理人に紹介され、海を渡った先が日本だった。最初の契約は1年だったが、日本人の人柄、文化や寿司のとりこになり、日本でのプレー継続を望んだ。「日本を愛するようになったんだよ」。桜のジャージーが夢となり今年、代表資格を満たした。

 ラグビーウエアブランド「カンタベリー」のモデルも務めたことがある。ジャパンでは一番のイケメンとも呼び声が高いが、一度フィールドに立てば最後の最後まで身を粉にするつもりだ。

 ◆ジェームス・ムーア 1993年6月11日生まれ、オーストラリア出身の26歳。ブリスベンステート高を経て16年から東芝、18年から宗像サニックス。愛称は「ジミー」。代表3キャップ。1メートル95、102キロ。

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2019年9月16日のニュース