奈紗、8差“圧冠” 渋野の全英女子OP優勝に発奮「凄く悔しかった」

[ 2019年9月16日 05:30 ]

女子ゴルフツアー・日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯 最終日 ( 2019年9月15日    兵庫県 チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72 )

母・博美さんと二人で優勝カップを掲げる畑岡奈紗(撮影・井垣 忠夫)
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 米ツアーを主戦場とする世界ランク9位の畑岡奈紗(20=森ビル)が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、2日目からの首位を守って日米通算7勝目を手にした。ただ一人、4日間60台をマークする貫禄の勝利。20歳245日での国内メジャー3勝目はツアー史上最年少記録。さらに、17試合目での国内生涯獲得賞金1億円突破は、宮里藍の27試合を更新する日本人のツアー史上最速記録となった。

 この日2つ目のボギーを叩いた直後の15番パー4。58度のウエッジで放った残り70ヤードの第2打が「ガチャン」という音とともにダイレクトでカップインした。畑岡は満面の笑みを浮かべて派手にバンザイ。同組で2位のフォン・シャンシャンがダブルボギーで、一気に突き放した。

 「プレッシャーはあったが、それに打ち勝って優勝できた。自信がつきました」

 2打差首位から出ると連続バーディー発進。中盤にショットがぶれて伸び悩んだが、15番のイーグルで決着をつけた。2位に8打差をつける圧勝。「最終ホールまでドキドキしたくないので、差が開いても攻め続けるからかな」と笑った。

 3月の起亜クラシックで今季初優勝。だが、そこから思うように勝てない時期が続いた。4月には気管支炎にかかり緊急帰国。2週間、寝込んだこともあった。その後、目標としていた米メジャー制覇を目指すも4戦中3戦で予選落ち。「苦しかった」と振り返る。

 8月の全英女子オープンでは同じ黄金世代の渋野が優勝。自身は予選落ちを喫し、「日向子ちゃんが勝って凄く悔しかった。自分も頑張らないといけないと思った」。直後に一時帰国してトレーニングを行い2キロ増。心と体を整え、再び米ツアーへ。そして帰国後、自身3度目となる国内メジャーを制した。

 20歳での国内メジャー3勝目は史上最年少、17試合目での国内獲得賞金1億円突破は宮里藍の27試合を抜く史上最速と記録ずくめの勝利。今後はミヤギテレビ杯ダンロップ女子、日本女子オープンに参戦する。報道陣からの「3連勝も?」との問いに、静かにうなずいた。

 ▼母・博美さん (海外)メジャーで予選落ちをして口には出しませんでしたけど苦しかったと思います。この大会は勝ちたい一心で来ていましたし、うれしいですね。高い目標を持っていると思うので、これからも頑張ってほしいです。

 ◆畑岡奈紗が記録した今大会に関するデータ
 ○…畑岡は米ツアーメンバーではあるが、17試合目の今大会で国内生涯獲得賞金1億円を突破。これは宮里藍の27試合を抜く日本人のツアー史上最速記録。なお、畑岡はすでに米ツアーで225万8677ドル(約2億4400万円)を獲得している。
 ○…20歳245日での国内メジャー3勝目は、諸見里しのぶの23歳59日を更新するツアー史上最年少記録。
 ○…18アンダー、270は、申ジエの16アンダー272を更新する72ホールの大会最少ストローク。

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