設楽、失速14位「後半はキツすぎて覚えていない」残り1枠狙い来年3月“勝負”

[ 2019年9月16日 05:30 ]

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)男子 ( 2019年9月15日    明治神宮外苑発着 )

37キロ付近、大迫(右から5人目)ら集団に抜かれる設楽(左から4人目)(代表撮影)
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 大会前の宣言通り、設楽はスタートから一時は日本記録を上回るペースで突っ込み、2位以下に2分以上の大差をつけた。中盤から失速し、37キロ付近で後続に抜かれたが、五輪切符を懸けた大一番でも自分のスタイルを貫き「やるしかないと感じていた。最後まで行けるか分からなかったけど、行けるところまで行こうと思った」。これぞ設楽という走りで沿道を沸かせた。

 日よけの帽子もサングラスも着けない、いつもの姿でスタートラインに立った。号砲一発、集団を置き去りにしたが東京の暑さは設楽の独走を許さなかった。「キツすぎて覚えていない」という後半は1キロ3分30秒まで失速。37キロ過ぎに2位集団に抜かれると、14位まで落ちてフィニッシュ。「暑さで動かなかった」と言葉を振り絞った。

 次戦については「今後はしっかり休んで決めたい」と話すが、18年に日本記録を樹立した来年3月開催の東京マラソン出場が濃厚。残り1枠を狙って設楽が再度、勝負を懸ける。

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2019年9月16日のニュース