高級魚マハタを食え!味はクエ以上 口に広がる白身の甘さ

[ 2019年4月11日 07:10 ]

でかい口でイワシをガブリ。鋭い歯並び                               
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【一釣一品食べま専科】マハタの塩煮を食す。家人がね、どうしてもって言うもんで。冬場から5月頃までマハタがメインの五目。勝浦松部港の親子船、信照丸でおいしい思いを夢見た。  (スポニチAPC 町田 孟)

 根魚の希少魚ね。体形はズドンとして決してスマートではない。でもね、見てくれで味は測れない。どの世界でも美形=美味とは限らんものね。経験ない?で、いきなりむしゃぶりついちゃあいけませんぜ。ホントに「ゴチ」と言いたけりゃ2、3日待つ。タメをつくんなきゃ。上品な甘みがじんわりあふれてくる。奮い立つほどだから。空腹は最高のソース、お預けは最上の調理さ。
 同族にクエがいる。体に模様が多く、漢字で「九絵」と書かれることもある超高級魚。でもね、マハタ(真羽太)の名誉のために言っておく。味は互角以上だ。 

 【釣戦】舵(かじ)を握る茶髪の吉野勉船長(大船長)。息子の達哉船長(若船長)がタモ入れとイワシの配給係。呼吸ぴったりで外房の波をかわす。演歌だね。

 底ダチ40~70メートル。「横着してちゃ釣れねえよお。30秒ごとにタナをとり直さなきゃ。カケ上がりを狙うから潮の行っている日は底から4~5メートル。緩い日は2~3メートルでもいいけど。カサゴが食うようじゃ低い!」。
 大船長の叱り飛ばすようなアドバイス。餌は生きイワシ。「ハリは口から上アゴに抜けばいいです」。若船長の口調は優しいや。

 ヒラメ、カサゴも出る。ルアーで挑んだ青年には3キロ級のマダイがヒット。宝の海だ。

 【クッキング】フライも考えたんだが。結局、山の神の一声で。ウロコを引いたら15分ほど塩を振っておく。汗をかいたらサッとぬぐい皮目に切れ目を入れて80度くらいのお湯で洗う。土鍋で水2カップ、酒大さじ2、塩小さじ3を温め、下準備をした魚を入れてコトコトやるわけ。ショウガ3、4枚、冷凍のさんしょうの実を放り込んで別ゆでしたキノコ、春野菜を加えれば、それはもう…。沖縄のマース煮がベースだ。マースって塩のことね。

 家人いわく。「ほら、余計な調味料も入れないし、スープに魚本来のうまみが出てる。白身の甘さが口の中に広がる」。そっくり返って自画自賛。背中につっかえ棒がいるぜい。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝浦松部・信照丸=(電)0470(73)3483。午前5時半集合、6時出船。乗合料金1万2000円(生きイワシ、氷付き)午後船は正午集合。乗合1万1000円

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