ロバーツ監督 大谷翔平交代の決断は「長期的な視点を優先」 投球内容の賛辞は「いくら言っても足りない」

[ 2026年4月23日 14:03 ]

ナ・リーグ   ドジャース0―3ジャイアンツ ( 2026年4月22日    サンフランシスコ )

試合前、報道陣の取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督(撮影・杉浦 大介通信員)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・投手兼DH」で出場。6回5安打無失点、7奪三振と完璧な投球を披露したが、打線の援護に恵まれず、今季3勝目はならなかった。試合後、デーブ・ロバーツ監督(53)は勝利にこそ結びつかなかったが、チームが勝つ確率を高める完璧な投球内容を絶賛した。

 初回からエンジンは全開だった。先頭のアダメスを外角98.9マイル(約159.1キロ)直球で見逃し三振に仕留めると、次打者・アラエスには左前打を許したが、3番・チャプマンをスイーパーで空振り三振。2死一塁からディバースに中前打を許し、得点圏に走者を背負うも、5番・シュミットをスイーパーで空振り三振に仕留めた。2安打を浴び、21球を要したが、アウトは全て三振で奪う最高の立ち上がりとなった。

 2回から3イニング連続で3者凡退。球数も5回を終えて、68球と抜群のリズムで危なげなく回を重ねた。0―0の6回、2死から二塁内野安打と一塁線を破る二塁打を許し、二、三塁とこの試合初めて三塁に走者を送った。勝敗の分岐点で、大谷は全力で腕を振る。シュミットを外角スイーパーで空振り三振に仕留めると右拳を握り、力強くガッツポーズを繰り出した。直球の最速は100.6マイル(約161.9キロ)を計測。100マイル超の直球は7球を数えた。威力あふれる直球を軸に、スイーパー、スプリット、カーブを効果的に配球し、相手打線に最後まで的を絞らせなかった。

 指揮官は「素晴らしかったね、本当に。立ち上がりから見ていても、マウンド上での集中力、球速ともに際立っていたし、今夜は彼から点を取るのは難しいだろうと感じていた」と絶賛。「ただ、残念ながら打線が援護できなかった。それでも、彼の投球がどれだけ良かったかはいくら言っても足りないよ」と賛辞は止まらなかった。

 大谷が降板した直後、7回に2番手・ドライヤーが先制3ランを浴び、その失点が最後まで重くのしかかった。6回を終えて91球だった大谷を代えた決断について「それが自分の判断のベースだった」という。「序盤はそれほど負荷はかかっていなかったけど、球速は出ていたし、初回から見てもおそらくこの試合が一番球速が出ていたと思う。そして6回は明らかに全力を出し切っていた。というのも、打線が点を取れていなかったからね。短期的に見れば、そのまま7回も行かせる選択もある。でも自分としては長期的な視点を優先した。まだ4月だしね」と説明した。

 7回については「あの場面はジャック(ドライヤー)、その後にベシアやタナー(スコット)でいけると感じていた。ただ結果的に7回を抑えきれなかった。それが野球だよ。ただ、自分としてはあの様子を見て続投させるかどうかで大きく悩むことはなかった」と決断に悔いは残さなかった。

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