してやったりニジ 渓流解禁早々 得意のフライ

[ 2019年3月15日 07:31 ]

筆者は先輩として意地を後輩に見せることができた
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 【現役東大生 釣りまくる!】3月1日は私たち大学生にとっては特別な日です。就職活動が解禁され、説明会や選考が一斉に始まります。昨年は私も例に漏れず、1日から必死に就職活動をしました。今となっては懐かしい思い出ですが、当時は毎日ハラハラドキドキで過ごし、苦しい日々でした。

 しかし、就活とは無縁となった私にとって、今年の3月1日は別の意味を持ちました。渓流の解禁日です。長いオフシーズンを今か今かとソワソワと待ち、解禁早々フライフィッシングの釣行をしました。今回の同行者は東大釣友会の2年生、石井太河君。2人で向かったのは東京都あきる野市にある「養沢毛鉤専門釣場」。天然の渓流をフライフィッシング専用の管理釣り場にアレンジした素晴らしいフィールドです。まだ水温が低い解禁直後の開幕戦にぴったりです。

 この日はあいにくの雨。気温も低く、なかなかのタフなコンディション。各々ドライフライやニンフフライを用いて様子を見ます。各ポイントで時折ライズがあり、活性自体は悪くなさそう。しかし、どれだけフライをローテーションしても見向きもしません。解禁から数日たち、その間放流もなかったので、すでに魚がスレているようです。

 手持ちのドライフライでは当たりを取れなかったので、ニンフフライに切り替え、流心に乗せて自然に流します。すると数カ所目のポイントでスッとマーカーが沈みます。反射的に合わせを入れるとようやく乗った!久々に味わうマスの引きを楽しみつつ、キャッチ。ようやく出合えた美しいニジマスに感無量です。

 さらに上流のポイントでは27センチの良型ニジマスをキャッチ。フッキングが決まった途端横走りし、なかなかスリルを味わわせてくれました。

 ニンフフライでの釣りに満足したため、再びドライフライに戻し、なんとかトップで1匹釣ろうと丁寧に探っていきます。釣り上っていくと適度に流れが利いた深場のポイントに到達。20メートルほどロングキャストをし、上流の流れにフライを乗せ、ナチュラルに流すとパシャっと出た!すかさずフッキングを決め、キャッチ。小ぶりなニジマスですが、ロングキャストで狙ったピンポイントで出せたこと、スレている中、丁寧に流して結果を出せたことから、「してやったり」感が強い1匹でした。

 昨年、養沢でフライフィッシングデビューを果たし、その時は残念ながらオデコだった石井君。この日も午前中は当たりを得られず、苦労していましたが、午後になりニンフで初キャッチ!夕方にかけて雨が強くなり、私が休憩している間にも石井君は根性で釣り続け、最終的には計4匹をキャッチ。しかもそのうち1匹はこの日養沢ではほとんど釣れていなかったヤマメです。

 雨が降りしきる中、思ったような釣りが展開できず、釣果も伸び悩みましたが、それでも石井君は昨年のリベンジを果たし、私もシーズン初戦のフライフィッシングを堪能できました。今シーズンはまだ始まったばかり。昨年は出合えなかった尺イワナを目標に、さまざまな渓流を巡りたいものです。

 ■中村 太郎(なかむら・たろう)。1996年(平8)生まれ、東京都出身。東京大学法学部4年生。10歳より渓流フライフィッシングを始める。現在は東大釣友会に所属し、磯からのヒラスズキや青物、サーフでのヒラメ釣りなどを楽しんでいる。

 ▼釣況 養沢毛鉤専用釣場=(電)042(596)5108。

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