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「ゴツン」当たりにドキドキ 1・8キロ本命ヒラメ 合わせるまでのタイミングにハラハラ

[ 2019年1月28日 06:38 ]

1・8キロのヒラメを釣った若菜さん
Photo By スポニチ

【真説フィッシング】突如としてガツンッと訪れる前当たりにドキドキ!合わせるまでのタイミングにハラハラ!各地でヒラメが好調に釣れ続いている。好ポイントの静岡県東伊豆エリアでも、順調な釣果が出ている。早速、網代港・ゆたか丸へ釣行してきた。(芝 真也)

 東伊豆エリアは、リアス式海岸が続き急深な地形が特徴。そのためヒラメのポイントは岸から近く、この時季に吹く西からの季節風を伊豆半島の山々が遮ってくれる。そのおかげで波は穏やか、出船できる日が多い。

 ヒラメは1〜2キロ級がレギュラーサイズ。良い人で3匹前後と数はそれほど望めないが、僚船の釣果では今シーズン7キロ大型が出ていて、一発大物も期待できる。また、地形の関係から、狙う水深が10〜90メートルと幅広いことからカサゴ、コチ、ハタ、ホウボウ、オニカサゴ、マトウダイなど高級ゲストの顔が多彩なところも魅力の一つだ。

 午前6時30分に、19トンの大型船に5人の釣り人を乗せて出船。最初のポイントまでは5分とかからずに到着。「だんだんと浅くなっていきます。海底がガシャガシャしているので、オモリを引きずると引っ掛かりますよ。マメにタナを取ってくださいね」と森野孝船長の丁寧なアナウンスの後、水深70メートルで釣りスタート。

 餌のイワシが弱らないよう優しくつかみ、肛門に孫バリを浅く刺して、親バリを口の中から上顎へ刺した。この時、イワシの目を隠すようにすると、あまり暴れずにハリが刺しやすい。

 仕掛けに軽くブレーキをかけながら海底まで落として、50センチから1メートル底を切って当たりを待つ。小まめにタナを取り直しながら探っていると「コンッ」とオモリが海底に着いた時の感触が変わってきた。ヒラメは、海底質が変化する周辺にいることがある。チャンスと見て、竿先に集中。すると、竿先が上下にガタガタと暴れだした。イワシがおびえて逃げ回っている様子が手元に伝わってくる。それから「ゴツン」と派手な当たりが訪れた。

 朝から好調に釣っていたのは、右舷トモから竿を出していた調布市・若菜俊哉さん(30=会社員)。ゲストのマトウダイに続いてオニカサゴを釣った後、1・8キロの本命ヒラメをゲットし「当たりが来ても全部を掛けられないところが、ヒラメ釣りの難しさであり、面白さですね。合わせが決まると爽快です」とにっこり。

 魚礁周りのポイントでは、左舷に並んで竿を出していた八潮市・五十嵐浩さん(48=会社員)と娘の里佳さん(24=会社員)が仲良く良型のカサゴをゲット。「ゲストが多いことが網代沖の魅力ですね」と浩さん、「船の上は寒いけど釣れると寒さなんか忘れちゃうくらいうれしいです」と里佳さん。

 ○…ゆたか丸のヒラメ仕掛けがオススメ。ハリスの接続部が15センチほどの誘導式になっていて、誘導部分がワイヤで作られている。そのため、動きがスムーズで、イワシが弱りにくいところが特長。船で販売しており、ハリスとセットで1000円。ハリスが傷んだりしたら、サービスで交換してくれるのでお得。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代港・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午前6時集合。料金1万4000円(餌、氷付き)。割引サービスがあり、詳しくはHP確認。予約乗合。

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