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良型カレイ&沖メバル いい根〜!リレー策 潮が澄んでも濁ってもOK

[ 2019年1月25日 06:42 ]

三浦さんは良型黒メバルに笑顔
Photo By スポニチ

【東北の釣り】メバルとカレイのリレー釣りなら条件問わずの好釣果!潮が澄んでも濁ってもOK。福島県相馬沖の根まわりに繰り出した。(スポニチAPC 菅野 順也)

 福島県の最北に位置する相馬沖は、天然の根が点在する好漁場。福島市在住の私は、東北中央道の一部開通でグンと近く感じるようになった相馬港に向かった。

 早朝、立ち寄った、つりエサ豊漁の堀川順子社長が「出船可能な日数など震災後は問題もまだありますが、現在は人気が集まる黒メバルとカレイ類が好調で出船中です。食いの良い特注仕掛けや、メバル釣り特効餌のドジョウなど取りそろえています」と話す。

 午前6時15分、水深30メートルのポイントへ到着した豊漁丸。「海底は天然の根なので少し上のタナを狙って下さい」と稲村利幸船長よりゴーサイン。白み始めた空の下、胴突き式仕掛けが投入された。

 ジギングも得意という、渋谷区・金澤隆秀さん(34=会社員)は「以前、仕事でこの地区に住んでいて、よく釣りをしていました。都内に戻った今も時間があれば通っています」と早速5点掛けを披露。ハリスの長い特注仕掛けにドジョウの組み合わせを選択した私の竿も曲がって、尺近い黒メバルの良型がヒット。

 前から興味があった船釣りに昨年デビューを果たしたという、福島市・三浦誠也さん(30=会社員)は「魚がハリに掛かった感触が鋭く伝わってくるところが面白くて、寒さも忘れてしまいます」とブルブル揺れる竿に大喜び。

 順調に食いが続くと思ったのだが、トップ20匹ほどの釣果で黒メバルの当たりが遠くなった。稲村船長は「今日は潮が澄んだので、明るくなったら食わないね。早めに狙いを切り替えてみます、カレイ類でも根回りの方が大型がいますよ」と水深40メートルの根へ船を移動させた。

 小型片天ビン仕掛けにチャレンジして再投入。海底を小突くと当たりが連発した。

 地元の海で陸からもよく釣りをしているという、相馬市・高田涼さん(29=会社員)は「手応えがいいのと、種類が多いのでカレイ釣りが大好きです」と、良型のマコガレイとナメタガレイをヒット。

 さらに船上では、マガレイ、イシガレイ、ムシガレイ、クロソイ、アイナメが登場。稲村船長のリレー策は大成功となって、相馬沖の「いいね(根)〜」が丸ごと楽しめた。

 ▽当日の使用タックル 黒メバルは竿=がまかつ「シーファングマダイ50―300」、カレイは竿=同「鰈幻粋1・65」。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、相馬・つりエサ豊漁=(電)0244(38)6503。午前5時半出船。乗合料金7000円(餌別)

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