伊集院光 六代目三遊亭円楽さんに弟子入りの経緯語る「戦火をくぐり抜けて落語界に入った感じ」

[ 2023年10月8日 05:00 ]

色紙を手に六代目三遊亭円楽さんについて語る伊集院光
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 タレントの伊集院光(55)が7日、群馬県前橋市の群馬県公社総合ビルで行われた「六代目三遊亭円楽追悼落語会」にゲスト出演した。会は肺がんのため昨年9月に死去した六代目三遊亭円楽さん(享年72)を追悼するために、弟子たちが開いたもの。伊集院は落語の後の座談会に登場。三遊亭好楽(77)や同じく円楽さんの元弟子で現在は放送作家の石田章洋氏(60)らとともに、思い出を語った。

 入門のきっかけについて話が及ぶと意外なエピソードを口にした。落語家への入門を志していた伊集院は「落語界に明るい人物」を紹介され、当時楽太郎を名乗っていた円楽さんに引き合わされた。当初、何度も日参して入門を認めてもらう想定をしていたものの、5分後には入門を許された。それもそのはずで、円楽さんに伊集院を紹介したのは大師匠にあたる五代目円楽さんの弟だった。

 「うちの師匠からしたら断る権利がないんですよ。でもそれを知らないから、試しに言ったら入れたって感じで最初スタートしてしまった」と笑顔で語った。

 落語家時代を振り返り伊集院は「17で入って、人間にしてもらうところから始まった。そばの注文の仕方から全部師匠に教わった」と感謝を口にした。

 話を聞いた好楽は「嫉妬を覚えたね」と当時を回顧。「伊集院は絶対に売れるというのを見抜いたもの。こいつ楽太郎のところ行ったのか。俺のところに来ればいいのになと思った」と口にし、会場の笑いを誘った。

 さらに伊集院は当時の裏話を披露。最初五代目に入門する予定だったものの、兄弟げんかの影響で白紙に。ちょうど「若竹」をめぐり兄弟仲が険悪だった時期だったそうで、代わりに六代目円楽さんを師匠として紹介された。伊集院は「戦火をくぐり抜けて落語界に入った感じです」と懐かしんだ。

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