ユーミン、YOASOBI楽曲に当初は違和感「元から作るのがアーティストじゃ」 印象一変の理由は

[ 2023年10月8日 22:13 ]

松任谷由実
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 シンガー・ソングライター松任谷由実(69)が、8日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(後9・00)にVTR出演し、ゲストの音楽ユニット「YOASOBI」に対する印象を語った。

 ボーカルikura(23)、コンポーザーAyase(29)による、「小説を音楽にするユニット」。メジャーデビュー曲「夜に駆ける」から今年の大ヒット曲「アイドル」まで、15曲が1億再生以上を記録。サブスク時代を象徴するユニットとして国内外で人気を博している。

 そんなYOASOBIの印象を聞かれたユーミン。「YOASOBIの小説をもとに作られると聞いた時、ちょっとあれ?って違和感を持ったんですよ。私は短編小説を作るような気持ちで歌を作ってきたから、元から作るのがアーティストじゃないかと思って。ひょっとしたら薄いんじゃないかと思って」。自前で世界観を作っていないということから、当初は楽曲の内容に疑念を覚えたと率直に明かした。

 ところが、それは思い過ごしになった。「聴いていくうちに、なるほどなと。ikuraちゃんが本来、ボカロ(音声合成)でやるようなラインをたぶんものすごく一生懸命して、習得して、人間の声でやっている。機械では出せない切なさがちゃんと出ているから、言語を超えて伝わる」と絶賛した。

 「アイドル」は日本語の楽曲として史上初めて、米ビルボードのグローバルチャートで1位を獲得した。ユーミンは「日本語で出て行ったということがすばらしいと思います」と称賛。「50年くらい前に、“もし海外に出て行くなら、カーペンターズくらいの美しいネイティブな英語で歌わないと絶対に無理だよ”と。(海外進出は)思ってもいませんでしたけど。その中で、日本語で出て行ったことはすごく意義があることだと思います」と拍手を送っていた。

 YOASOBIは現在、ユーミンの代表曲「中央フリーウェイ」のリメークに挑戦中だという。ユーミンは「私の『中央フリーウェイ』を解体して、再構築して、今、絶賛作業中とうかがっています」と、しゃれた表現で呼びかけ。コンポーザーのAyase(29)は「絶賛作業中でございます。一度解体して、ikuraの声も組み込み、再構築というのを今、にらめっこ中です」と応じていた。

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