「どうする家康」秀長&旭姫、静かなる幕引き…ネット悲嘆「過去一惜しまれる」秀吉“暴走”→三成ドン引き

[ 2023年10月8日 09:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第37話。病床の豊臣秀長(佐藤隆太)は兄・豊臣秀吉を心配し…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月1日、第37話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第37話は「さらば三河家臣団」。側室・茶々(北川景子)が豊臣秀吉(ムロツヨシ)との子・鶴松を産んだ。勢いづく秀吉は北条攻めを決定。和平を訴える徳川家康(松本潤)に先陣を命じ、勝てば北条領をすべて与えるというが、それは家康にとっては故郷・三河を離れることでもあった。家康は家臣団に事情を打ち明けられぬまま出陣し、秀吉は20万もの大軍で小田原城を包囲。家康は北条氏政(駿河太郎)に降伏を促すが、全く応じようとしない。氏政には関東の雄としての意地があった…という展開。

 「小田原合戦」「小田原征伐」(天正18年、1590年)は終結。家康は秀吉から「関東移封」「関東国替え」を命じられた。

 病床の豊臣秀長(佐藤隆太)に天下統一の報が届く。秀長は「とうとうやりなさったな、兄様。これ以上の欲は、張りなさんなよ」と秀吉の欲深さを心配した。

 天正19年(1591年)8月5日、秀吉の生涯初の子・鶴松が病没。秀吉は悲しみの末に笑い声を上げながら「次は、何を手に入れようかのう…」。石田三成(中村七之助)は恐れ慄くように、視線を外した。秀吉の目には狂気が宿った。

 天正20年(1592年)、正月。江戸普請奉行・伊奈忠次(なだぎ武)は神田山を削り、日比谷入江を埋める計画を披露。そこへ、秀吉からの文。家康は「戦じゃ。朝鮮を従え、明国を獲ると…」――。

 史実としては、豊臣秀長は天正19年(1591年)に病死。豊臣秀吉の妹で徳川家康の正室となった朝日姫(旭姫)は天正18年(1590年)に亡くなった。病死とされ、その後、秀吉が天下統一を成し遂げた。

 第37話の序盤、旭(山田真歩)も病床。家康が見舞い、寧々(和久井映見)から「殿下に物申せるのは、徳川殿と旭殿だけだわ。頼みますぞ」と託されたが、秀長と同じく、明確に最期が描かれない静かな幕引きとなった。

 SNS上には「毎度、秀長が死んで秀吉のタガが外れる展開だけど、今回の秀長は過去一、惜しまれる」「佐藤隆太さん、素晴らしい豊臣秀長、ありがとうございました」「旭姫にも、ちゃんとお薬を煎じて差し上げる殿が好き」「山田真歩さんの旭姫、本当に素晴らしかったです。健気さ、素朴さ、優しさ。殿が大事にする理由が伝わりました」「家康の正室として立派に両家を結ぶ架け橋に。自分の中で旭姫は不憫な人というイメージだったのが、このドラマで塗り替えられたのはうれしい」「秀長様が退場、寧々様も匙を投げ、ついに秀吉の心が壊れたタイミングで、家康の元に正信と阿茶局が揃うの、エグい」「秀長も旭も今回終了時点で病没しているが、それは明示せず、鶴松の死だけを描いているのが、いかにも秀吉目線という感じでエグすぎ」などの声が上がった。

 次回は第38話「唐入り」(10月8日)が放送される。

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