青木理氏 ジャニ会見での拍手「未曽有の性加害の会見…おぞましい。今の日本メディアのダメさを象徴」

[ 2023年10月8日 10:19 ]

東京・赤坂のTBS
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 ジャーナリストの青木理氏が8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。2日に行われたジャニーズ事務所の2度目の記者会見について言及した。

 同事務所は創業者である故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、今月2日に2度目の会見を行い、社名変更などを発表。5日には事務所本社に設置していた看板を撤去した。

 一方、会見をめぐっては特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」の存在が判明。リストには、6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、挙手し続けながら指名されなかった東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏らの名前があった。同事務所はリストへの関与を否定。会見を運営した「FTIコンサルティング」は、リストの作成を認めて謝罪し、事務所の関与や承認はなかったとした。

 また、「NGリスト」のほかに“指名候補リスト”があり、そのリストに載っていたTBSの藤森祥平アナウンサー、芸能リポーターの駒井千佳子氏が実際に指名されていた。

 青木氏は「ルールを守りましょうということを井ノ原さんがおっしゃって、正論なのか、ルール自体がおかしかったんじゃないのかっていう議論もあるんですけど、そのあとに会見場で拍手が起きているんですよ」と指摘。

 そのうえで「この記者会見は未曽有の性加害が起きたようなことについての記者会見というのは、本当に厳しく、あるいは場合によっては失礼な質問かも知れないけどぶつけて、ある意味そこから本音や真実というのは見えてくるわけですよね」と言い、「そういう時にうるさい人とか場の空気を乱すような人なんていうのを排除すべきだっていうところで、マスコミから拍手が起きるというおぞましい光景、僕は本当に誤解を恐れずに言えば、この拍手が起きたという情景がこの今の日本の国のメディアのダメさ加減というのを象徴していると思いましたよね。本当におぞましい光景だったなと僕は思います」と自身の思いを述べた。

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