藤井王将リードか!名人戦第4局2日目、渡辺名人との残り時間差で逆転 勝てば最年少名人と7冠へ王手

[ 2023年5月22日 12:10 ]

渡辺明名人(左)、藤井聡太王将(右)が待つ中、封じ手を開封する立会人の深浦康市九段(日本将棋連盟提供)
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 渡辺明名人(39)が挑戦者に藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む6冠=を迎える第81期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第4局は22日午前9時、福岡県飯塚市の麻生大浦荘で2日目が指し継がれ、先手藤井が前日1時間19分考えた封じ手は、自陣へ桂獲りに打たれた歩から逃れる桂跳ねだった。

 この桂跳ねは、渡辺が5段目に進出した桂にぶつける積極的な駒の活用。以降お互いの駒台を駒が行き交う激しい展開へ突入する。

 午前中最大の長考は渡辺の44手目、角が飛び出しての王手だった。1時間20分の考慮で、この王手に対して藤井は王を左へ逃げた。

 そこは渡辺が飛車角桂香の攻め駒4枚で突破を図る危険地帯。死中に活を求めるような、際どい受けだ。考慮時間わずか6分での着手に、読みの裏付けを印象づけた。午前は渡辺が攻め、藤井が受ける展開に終始した。

 正午からの昼食休憩までに持ち時間9時間から渡辺が5時間38分、藤井は5時間24分消費した。この日朝、対局再開された時点では渡辺が1時間45分多く残していた。残り時間でついに藤井が上回った。

 午前10時のおやつは渡辺が抹茶のガトーショコラとアイスコーヒー、藤井はコーヒーティラミスとアイスコーヒー。昼食は渡辺がすき焼き御膳、藤井は鯛茶漬け。

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