浦和学院吹奏楽部 「史上彩響」の浦学サンバはコロナ禍を乗り越えた夏に似合う

[ 2023年5月22日 13:10 ]

<とどけ!吹部ダマシイ(4)>浦和学院吹奏楽部(撮影・三島 英忠)
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 【とどけ!吹部ダマシイ】グラウンドの誰かを応援しているのにそれを見ている自分も励まされている。吹奏楽部が奏でる「応援曲」は、いつも誰かの背中を押してくれる。 浦和学院高校吹奏楽部の元気なサンバ演奏動画はこちら

 浦和学院吹奏楽部の今年のスローガンは「史上彩響」。パートごとに案を出し合い、投票で決めた。

 新型コロナウイルスの影響で吹奏楽部の活動は他部と比べても制限は大きかった。

 中学で楽器を始める生徒が多いが、コロナ禍で中学の吹奏楽部の活動も制限され、高校でも経験者の入部が少なくなった。

 ストレスや不満がたまっていると思ったが、そうとも言えないらしい。吹奏楽部の高畑圭史先生は「今の生徒はコロナ禍の活動しか知らない。みんな工夫して練習しています」と教えてくれた。

 リモートを利用してパートごとに在宅で音を合わせたり、マーチングの振りを合わせたりとまさに陰の努力を重ねた。高校生は想像以上にたくましい。

 ようやく制限も解除されてきた。浦和学院の野球部は昨年の選抜大会で甲子園ベスト4と大躍進。吹奏楽部も制限付きながら大舞台を経験した。

 早川さくら部長(3年)は「甲子園は広いし、音が遠くまで飛ぶ。ホールでは出来ない演奏が楽しかった」と振り返る。

 コロナを乗り越えた夏に「浦学サンバ」はよく似合う。史上彩響の音で、楽しませてくれるはずだ。(君島 圭介)

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