STU　6周年記念コンサート　新メンバー14人披露　自己紹介で感極まって涙も

「6周年記念コンサート」を開催したSTU48　（C)STU
Photo By 提供写真

　STU48が9日、広島市内で「6周年記念コンサート」を開催。キャプテンの今村美月（23）は「6年間はアッという間でした。改めて皆さんに感謝です」と語った。また、新メンバーとして3期研究生14人が初めてステージ上でお披露目された。

　17年3月31日に誕生して6年。新型コロナ禍で20年2月からは制限付きの活動を余儀なくされた。前日8日開催のファンのリクエストベスト20の曲を届けるライブ「STU48　リクエストアワーセットリストベスト20」から、マスク付き条件で大声で声援を送ることが3年ぶりに解禁。そしてこの日はオープニング3曲のみだが、客席のファンがスタンディングで応援。久々の大盛り上がりに「パワーも熱々で楽しかった」と石田千穂（21）はステージ上からファンに感謝。公演後には「コールしやすい曲を混ぜ込んで、久しぶりに盛り上がりましたね。STUの勢いに加速がつきます」と満足げだった。

　昼公演のアンコール後に初々しい13～20歳までの新メンバー14人を披露。自己紹介では壁島結華（19）が感極まって涙。森末妃奈（20）は「諦めずに夢を追いかけてよかった。たくさんの方に支えられていることを忘れずに。選抜（メンバー入り）を目指します」と力強く表明。3期研究生の目標は20秒ほどの即席会議で「エモい、元気を与えられる3期だけの楽曲をいただけるように」と決めた。

　ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、昨年4月に発売され、注目された8thシングル「花は誰のもの？」を、平和を訴える歌として改めて世界へ向けて発信する。G7広島サミット（5月19～21日）を前に開催される平和のメッセージを世界に発信するイベント「＃HIROSHIMA　ミライバトン」（5月4日）にSTU48が出演。「今回のスローガンが平和のバトンを世界へ、そして未来へというので、2022年に私たちが歌わせていただいた曲はピッタリだと。2022年を過ごしてきた私たちだからこそ伝えられるものがあるのではないかと思います」と今村は改めて決意を語った。

　29日に卒業予定の吉崎凛子（22）が欠席のため、この日新メンバーを合わせて48人が舞台上に立った。ラスト26曲目の「出航」は48人で歌って踊り、締めくくった。昨年末にかなえられなかったNHK紅白歌合戦出場の夢を、先月15日にリリースした新曲「息をする心」と「花は誰のもの？」の2曲で目指す。今村も「欲張ってもいいですよね」と自信をのぞかせた。