Maison B “Bクラス”から下克上!INI生んだ番組落選7人で結成 ライバル活躍に「力入る」

[ 2023年4月9日 05:00 ]

ポーズを決めるMaison B(左から)LYU、RICK、HIKARU、REIJI、MASATO、TECO、SHOYA

 Bクラスからの下克上を目指すボーイズグループがいる。大型オーディション番組で落選した7人で結成した「Maison B(メゾンビー)」。2月にミニアルバム「Foundations」でデビューし、ブレークを目指している。

 7人は2021年に開催されたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2に練習生として参加。デビューを目指したが、全員が落選した。ここで合格した11人は「INI」として同年11月にデビュー。既にアリーナツアーを成功させるなど高い人気を誇る。

 落選した7人は翌22年夏にテレビ番組の企画で再結集。人気ラッパーのKEN THE 390のプロデュースで新グループとして始動した。SHOYA(25)は「見せ物みたいな挫折をしたので、良い意味で恥を全部さらけ出せた。失うモノもないので、逆に自分の願望のままに行動できた」。歌、ラップ、ダンスなどのスキルを磨き、INIから遅れること1年3カ月でようやくデビューにこぎ着けた。

 持ち味はヒップホップ色の濃さだ。KEN THE 390が授けた曲はラップが主体。ボーイズグループの群雄割拠の時代に違いを見せていく。

 INIの活躍ぶりはもちろん7人も知っている。HIKARU(24)は「シンプルに悔しかった。アルバイト中にテレビに映る彼らを見て、埋められない差を感じた」と正直に語る。RICK(24)は「僕にとってはモチベーション。見るたびに力が入る」と、INIの活躍は原動力になっている。

 グループ名の「Maison B」には、現状をブレーク(BREAK)するB、Aクラスに対するBクラス、といった意味が込められている。SHOYAは「パフォーマンスを見てもらえれば、好きになってもらえる自信はある。ボーイズグループが出る番組やライブに必ず呼ばれるグループになりたい」。Aクラスを目指しての活動は、まだ始まったばかりだ。(伊藤 尚平)

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