前田吟 ステージ4すい臓がん患った妻看取る 看病で「一番の救い」と内緒にしていたこと

[ 2023年2月14日 13:35 ]

前田吟
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 俳優の前田吟(78)が14日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。一昨年、78歳で亡くなった妻について語った。

 「一昨年の2月に胃がむかむかすると言うので近所のお医者さんに行ったら、大きい病院に行きなさいと言われて。検査に行ったらステージ4のがんが見つかりまして。すい臓がんができていて、手術はできないと。どうしても治癒するには抗がん剤とかと言われて、もって3カ月ではないかって」とあまりに短い余命宣告に「びっくりなんてもんじゃなかった」と振り返った。

 コロナ禍の影響もあり「入院はしましたけど我々は会えないので携帯で常に状況を聞きながら。抗がん剤治療が終わるとすぐ退院。(当時は病院のベッドが)満杯だったので、すぐ退院して自宅へ。抗がん剤打つ時はまた病院へ」と自宅と病院を行き来する日々が続いた。

 「だんだん良くなってきていたんですけど、腹水がたまるようになって。また入院して2日くらい経ってから、先生にやすらぎの病棟を紹介されたんです。治療してもどうしようもないと。やすらぎの病棟に行くと、僕が付き添えるんです。(そばに)いられましたので、亡くなる寸前まで。だんだんわかってきましたから僕も。本人も自覚があったのか、悔いとかはないかと言ったら“感謝、ありがとうとみんなに言ってください”と。それが看病していて一番の救いだったかな」としみじみ。

 「結婚したのが彼女のためというか。ずっと内緒にしていたというか、言わなかったんですけど…彼女は次男を連れてきて。僕は長男と三男を連れての実は再婚だったんです」と子連れ再婚だったことを明かし、「僕はまだそんなに売れてなくて。子供を育てるような形の結婚だったので、申し訳なかったなと。今でもよくやってくれたと思っています」。2人の間の子供も含めて4人の子を育て上げた亡き妻に感謝した。

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2023年2月14日のニュース