NHK・Eテレ番組「天才てれびくんhello，」30周年で番組史上最大企画“追いかけっこ”

NHK・Eテレ「天才てれびくんhello，」の30周年企画「時空鬼」で力走するてれび戦士たち
Photo By 提供写真

　子供たちに大人気のNHK・Eテレ番組「天才てれびくんhello，」（後5・35）で、同シリーズ30周年記念の特別企画「時空鬼」が20日から4日間放送される。

　「時空鬼」とは「ケイドロ」と呼ばれる追いかけっこを発展させたオリジナルゲーム。出演する小学5年から中学2年の「てれび戦士」14人全員が参戦する。半分の7人が鬼役となって追いかけ、90分間で残りの7人のうち4人以上が逃げ切ることができれば勝利というルールだ。神原一光チーフ・プロデューサーは「このご時世で全員でのロケができなかった。子供たちの“みんなで追いかけっこしたい”“外で思い切り遊びたい”との声に応えた」と企画立案のきっかけを明かした。コロナ下で運動会の中止など、制限された中を過ごしてきたてれび戦士の願いを全力でかなえた。

　舞台は、時代劇の街並みセットが立ち並ぶ野外ロケ施設。半年前から準備を始め、収録ではスタッフ90人が総出で、カメラは80台を使用。子供たちは2台のカメラを身に着け走り回った。神原氏は「天てれ史上、最大級の企画です」と胸を張る。まさに子供たちによる子供たちのための番組だ。