金子恵美氏 飲み疲れしない豊富な日本酒と新潟らしい味付け満喫

[ 2023年2月14日 05:05 ]

新潟の地酒がたくさん置いてあります

 【金子恵美の見つけた新潟】現在、週5日ほどのテレビ出演の合間に、講演活動で全国を出張しています。息子は私の仕事を理解してくれてはいるものの、やはり少し寂しそうにする時があります。なので、平日でもお休みが取れると息子との時間を最優先しています。そこに、普段面倒を見てくれている母(新潟から上京中)が加わるので、夜ご飯は良い店を探して皆で行くようにしています。

 今回は中央線にある荻窪「とみ笑」に行きました。まさに「見つけた!新潟」です。こちらのお店では新潟県にある約85蔵のほとんどの日本酒を置いている上、季節モノを年中飲めるのがウリです。店主は旧川口町出身。開店から9年と長く、その前は、うなぎ屋で12年働かれていた食のプロ。ですから、料理の腕前も超一流で、「イイのが入っている」と薦められて注文した「キンキの塩焼き」は格別のうまさ。北魚沼産コシヒカリで握った「塩むすび」を食べて息子が一言「このご飯、おいしすぎる!」。

 その他にも、たまりしょう油と味噌で味付けた「すじこ」も美味。関東では塩系のすじこですが、ここにも新潟らしさが感じられます。「自家製漬物」は柿酢漬けで、元々は新潟のお母さまの味だというのも粋ですよね。東京では温度が高すぎてうまみが出ないので、今も新潟の実家でたるに漬けてあるものを随時送ってもらっているそうです。

 「新潟の蔵元さんも上京すると、お店に来てくれるんですよ」とのことですが、この日はカウンターに東京の常連さんが。大将が東京の人に「関西のお酒はうまみが強すぎるので、それほど量は飲めないんだけど、新潟のお酒は飲み疲れしないから量を飲めるんですよ」と説明していました。なるほど、勉強になります。
 まだまだ私の知らないことを教えていただけそうで、一回では知り尽くせない魅力、奥の深さを感じるお店でした。今後通ってしまいそうです。(コメンテーター)

 ◇金子 恵美(かねこ・めぐみ)1978年(昭53)2月27日生まれ、月潟村(現在の新潟市南区)出身の44歳。月潟小、月潟中、三条高を経て早大に進学。03年にはミス日本関東代表に選出された。07年から新潟市議会議員、10年から新潟県議会議員を経て12年に衆院議員となる。16年に総務政務官に就任。放送行政、IT行政、郵政を担当した。10年間の議員生活を経て、現在はテレビコメンテーターとしてフジテレビ「めざまし8」「Mr.サンデー」、CBC「ゴゴスマ」、読売テレビ「ウェークアップ」などで活躍中。

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2023年2月14日のニュース