嵐莉菜　スポニチグランプリ新人賞　映画初出演＆初主演で喜び「本当に光栄です」

＜第77回毎日映画コンクール表彰式＞スポニチグランプリ新人賞を嵐莉菜（右）に贈呈するスポニチ・小菅社長（撮影・会津　智海）
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　2022年（第77回）毎日映画コンクールの表彰式が14日、東京都目黒区八雲のめぐろパーシモンホールで行われた。

　スポニチグランプリ新人賞・女優部門に輝いた嵐莉菜（18）は、真っ白なドレスで登場。「すばらしい賞をいただき、本当に光栄です」と笑顔をはじけさせた。

　川和田恵真監督の「マイスモールランド」で映画初出演、初主演。もらった役を演じるのも初めてだった。「すごく深い思い出ばかりでかけがえのない作品です。お芝居の世界に足を踏み入れることができたこと、サーニャという役に出会えて良かったと改めて実感しています」。

　在日クルド人の高校生サーリャが、自身のアイデンティティーに葛藤しながら成長していく物語。嵐も父がイラン、イラク、ロシアにルーツを持ち、母は日本とドイツのハーフ。自身が日常から感じてきたことを、役に重ね合わせて見事に演じた。賞の受賞は今後の期待にも重圧にもつながるが「賞の重さがお芝居をしていく上での決心や自信につながっていくと思う。頑張っていきます」。