プレスリー娘急死 リサー・マリーさん54歳 4度の結婚全て破局など私生活波瀾万丈

[ 2023年1月14日 04:56 ]

1994年のリサ・マリー・プレスリーさんとマイケル・ジャクソンさん(AP)
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 「ロックンロールの王様」エルビス・プレスリーの一人娘で歌手のリサ・マリー・プレスリーさんが12日、死去した。54歳。母親のプリシラ・プレスリーさん(77)が明らかにした。詳しい死因は明らかにされていない。同日、米ロサンゼルス近郊の住宅で倒れているところを発見され、病院で医療処置を受けていた。米メディアが伝えた。

 2日前の10日には西部カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれた米映画賞「ゴールデン・グローブ賞」の発表・授賞式にも出席し、元気な姿を見せていた。突然の訃報に、プリシラさんは「美しい娘が私たちのもとから旅だったという悲痛な知らせを伝えなければなりません。胸が苦しいです」とコメントを発表。「彼女は私が知る最も情熱的で愛される女性でした」としている。

 リサさんは、77年8月、9歳の時に父エルビスを失った。唯一の子供で、邸宅やレコードの権利など遺産を手にしたが、私生活は波瀾(はらん)万丈だった。

 4度の結婚は全て破局。94年に歌手の故マイケル・ジャクソンさん、02年に俳優のニコラス・ケイジ(59)と結婚したが、いずれも2年で離婚。ケイジとはわずか3カ月で離婚申請が出され話題となった。最初の結婚で長男と長女、4度目の結婚で双子の姉妹を出産。長男のベンジャミン・キーオさんは2020年に拳銃自殺で亡くなっている。

 資産を巡ってもトラブルが続き、18年には元資産管理マネジャーらの失策によりエルビスの遺産1億ドル(約110億円)を失ったと訴訟。4番目の夫であるミュージシャンのマイケル・ロックウッド(61)との離婚時は配偶者手当を求められ係争に発展した。

 03年に35歳で歌手デビュー。エルビス・プレスリー慈善財団も運営し、恵まれない子供などの支援活動にも熱心に取り組んだ。親日家で、4度目の結婚は京都で挙式した。42歳で死去した父、50歳で亡くなった元夫のマイケルさんに続き、54歳での若すぎる突然の死となった。

 ≪米テネシー州メンフィス出身≫

 リサ・マリー・プレスリー 1968年2月1日生まれ、米国南部テネシー州メンフィス出身。両親の離婚後は、母とはロサンゼルス、父とはメンフィスにある邸宅の敷地「グレースランド」で過ごす。エルビスは自身のプライベートジェット機に「リサ・マリー号」と名付けていた。

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