ヒャダイン　4年前の誕生日に起きた悲劇「やっとたどり着いたんですが、まさか自分の誕生日に」

ヒャダインこと前山田健一
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　シンガー・ソングライターでタレントのヒャダイン（42）が14日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」（土曜前9・00）にゲスト出演し、4年前の誕生日に起きた悲劇について明かした。

　パーソナリティーのお笑いコンビ「ナイツ」の“ヤホーネタ”に絡め、ゲストがネットニュースになりそうな話題を提供するコーナーで、ヒャダインは「7payの決済音の話ということで」と切り出した。

　7payは19年7月にサービスを開始した、スマホによる決済サービス。塙宣之が「めちゃめちゃやってますよね、みんな」、土屋伸之も「まあまあ…見かける」と、そろってふんわりした相づちを打つと、ヒャダインは「よくも言いましたね？そんなことを」と返した。

　ヒャダインは、7payがたどったその後を説明した。「7月1日にそれが発表されまして、2019年の。その翌日にいろんなセキュリティーの不備で、乗っ取りみたいなのが判明しまして、3日後の7月4日にサービスが停止しまして。その2カ月後の9月に、完全に停止という…。その決済音を私が担当させていただいて」。塙宣之は「え～！そういうことなんだ」と驚きの声を上げると、ヒャダインは「聞けたの、3日くらい」とつぶやいた。

　ビッグビジネスに絡んでいたヒャダインだったが、2カ月でサービス終了となってしまったことにショックを隠しきれない様子だった。「幻ですねえ…。頑張ったんです、私。5パターンくらい作って、セブン＆アイ・ホールディングスの一番でかい会議室で、いろんな偉いさんに向かって、パワポみたいなのも使いながらプレゼンして。“これ、七色の虹を表現していて…”とか」。自身の作った音が採用されるよう、必死に制作と売り込みに励んだというが、「いろいろ頑張って、やっとたどり着いたんですが、まさか自分の誕生日にね、サービス停止するなんてね」と悲しそうな声で打ち明けた。

　たった3日しか聞けなかった決済音。ヒャダインは「7音なんで、セブンの7と（かけて）」と説明し、そのメロディーを口ずさんだ。土屋が「やっぱ今、聞いて思いました。聞いたことないです」と傷口に塩を塗るような返しをすると、出水麻衣アナウンサーが「こら！」とツッコミ。ヒャダインもやけっぱちの様子で大笑いしていた。

　同サービスはその後、新たなビジネスチャンスにもつながるはずだったという。「これからCM展開とか、いろんなもので使われるものだったんですけど…何でこうも世の中、うまくいかないものですかね」とヒャダイン。塙は「ヒャダインさんが悪いわけではないですからね。しょうがないですよ」と慰めていた。