羽生善治九段 意外に知らない棋士の体調管理 かかと痛めた過去「長い時間、考えるのがつらくなる」

[ 2022年11月2日 16:18 ]

羽生善治九段
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 将棋の羽生善治九段(52)が2日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。意外と知らない棋士の体調管理について明かす場面があった。

 謎に包まれた棋士の生活について話が及ぶ中、司会の黒柳徹子から「忘れ物が多い?」と聞かれた羽生九段は「考えていると、全部そこに集中して考えるので、他のことを忘れてしまうことがある」と告白。「例えば、傘とかも持って行って、帰るときに忘れるとか、携帯電話とかもロッカーに預けておくんですけど、その帰りにロッカーを開けて持ち帰るんですけど、将棋連盟の会館のエレベーターに“携帯電話の持ち替わりを忘れないように気を付けてください”って表示があるのにもかかわらず、やっぱり忘れる。他のことが飛んでしまう…なので忘れ物は多いです」と苦笑いを浮かべた。

 普段の生活について「決まったルーティンがあるわけではないですけど、寝る時間と起きる時間は12時ぐらいに寝て、7時ぐらいに起きるって決まっている。週末だからお休みとかではないので、1日1日のスケジュールで過ごしている」とし、「普段(の生活で)はほとんど先読みはしてないです。あまり日常生活で先読みしすぎると、理屈っぽくなりすぎる感じもするので、かなりいい加減というか。少し楽にしている。実生活のほうがどういうことが起こるかわからないので、流れに身を任せせ」と笑った。

 体調管理についても言及。「座っていることが多いので、日常のところではできるだけ歩いたり、そういうことをするようにはしています。時間が余っていれば、駅の1駅、2駅分ぐらいは歩くようにしています」と羽生九段。対局中の正座にも体調面が影響するそうで「太ると覿(てき)面で、正座するのがきつくなる。1キロ、2キロでも座って、5分、10分ぐらいでしびれてしまうってこともある。太るのは簡単なんですが、やせるのは難しいので、本当にもっと頑張らないといけない」と苦笑。さらに「一時期、かかとを痛めていた時期がありまして、これはつらかった」と告白。「考えるどころではなくなってしまうので。今は治っているんですけど、再発しないように気を付けないといけない。(痛みは)気になりますね。そういう場所があると深く、集中して、根を詰めて考えられないというか、長い時間、考えるのがつらくなる。やっぱり健康は大切だなと思っています」と明かした。

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