團十郎×村上隆氏「祝幕」 十三代目感激「言葉を失う素晴らしさと迫力」 「成田屋」大作お披露目

[ 2022年11月2日 05:02 ]

「祝幕」お披露目会見に出席した(左から)三池崇史、十三代目市川團十郎白猿、村上隆
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 市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿(44)が1日、東京・歌舞伎座で襲名を記念する「祝幕」のお披露目会見を行った。團十郎を襲名後、報道陣の前に立つのは初めて。「まだ團十郎に慣れていません。慣れるまで頑張りたい」と笑顔で抱負を語った。

 祝幕は世界的芸術家の村上隆氏(60)がデザイン。高さ7・1メートル、幅31・8メートルの巨大な布に、成田屋に伝わる歌舞伎十八番の演目全てをイメージしたポップなイラストが並ぶ構図。團十郎襲名のドキュメンタリー映画を撮影中の映画監督の三池崇史氏(62)の呼びかけで、今回のコラボが実現した。

 村上氏は「4メートルの原画がここまで大きくなった衝撃が凄い。高度な技術を込めた絵になっているのでプロの方も楽しんでいただけるはず」と誇らしげ。團十郎も「言葉を失う素晴らしさと迫力。自分が買い取りたいが、お金がかかりすぎるのでもっと仕事を頑張らないと」と笑わせた。2人をつないだ三池氏は「次は自分の番ですね」と製作中の映画への意気込みを語った。

 祝幕は7日に開幕する襲名興行で1カ月間使用される予定。團十郎は「先輩方の胸を借りて、これから2年間の襲名興行に向け、健康に過ごしたい」と気を引き締めていた。

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