テレ朝処分発表の玉川徹氏　この日朝は通常通り番組出演　ヤクルト村上を絶賛「人間として凄い」

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　テレビ朝日は4日、「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜前8・00）でコメンテーターを務める玉川徹氏に、同日付で謹慎処分（出勤停止10日間）を下したと発表した。玉川氏は9月28日の同番組に出演した際、菅義偉前首相が同27日の安倍晋三元首相の国葬で読んだ弔辞について「電通が入ってますからね」などと発言。翌日の番組で事実誤認と認めて謝罪していた。

　玉川氏はこの日、通常通り「羽鳥慎一モーニングショー」にレギュラーコメンテーターとして出演。北朝鮮のミサイル発射に関してコメントしたほか、プロ野球・ヤクルトの村上宗隆内野手が3日のDeNA戦で王貞治（巨人）の日本選手シーズン最多記録を更新する今季56号本塁打を放ったことには「野球のことはよくわからないけど、人間として凄いと思う」と絶賛。「最後の1打席しかなかったわけでしょ。この前の5打席連続ホームランもその1打席でホームラン打てなかったら連続にならないわけですよね。この1打席、この一瞬に力を出せなければダメだという時に出す。野球に限らず、村上さんは凄いんだと、僕は思います」と力説した。

　その後の天気予報のコーナーでは自身の似顔絵が登場するとおどけたような表情も。出演者がストレッチに挑戦する場面では、羽鳥慎一アナウンサーらとともに「ちょっと待ってよ！」ポーズを全力で披露していた。

　テレビ朝日の篠塚浩社長はこの日の定例会見で、「事実に基づかない発言を行い、番組および会社の信用を傷つけ損害を与えたことによる処分。誠に遺憾と思う」と玉川氏の発言を謝罪。「本人は深く反省している」とし、謹慎期間を終えた後は番組に復帰する予定だとした。