「舞いあがれ!」初回は16・3% 続々トレンド入り 前作「ちむどんどん」初回下回る 5作連続大台割れ

[ 2022年10月4日 09:45 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 女優の福原遥(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)が3日にスタートし、初回の平均世帯視聴率は16・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。配信への視聴スタイルの変化もあり、朝ドラ初回の大台20%割れは5作連続。前作「ちむどんどん」の初回16・7%を0・4ポイント下回った。

 2020年後期「おちょやん」初回18・8%、21年前期「おかえりモネ」初回19・2%、21年後期「カムカムエヴリバディ」初回16・4%、22年前期「ちむどんどん」初回16・7%に続く大台割れ。「ちむどんどん」最終回の16・7%も下回った。

 オンエア終了後(午前9時)、ツイッターの国内トレンドに「#舞いあがれ」(7位)「アイラブユー(主題歌)」(9位)「原因不明の熱」(12位)「舞ちゃん」(13位)「まいんちゃん」(16位)「永作博美」(18位)など関連ワードが続々とランクイン。SNS上の反響、期待の声は大きい。

 個人視聴率が公表された20年前期「エール」以降の朝ドラ初回個人視聴率は以下の通り。

 20年前期「エール」=個人11・4%、世帯21・2%
 20年後期「おちょやん」=個人10・4%、世帯18・8%
 21年前期「おかえりモネ」=個人10・6%、世帯19・2%
 21年後期「カムカムエヴリバディ」=個人9・0%、世帯16・4%
 22年前期「ちむどんどん」=個人9・3%、世帯16・7%
 22年後期「舞いあがれ!」=個人9・0%、世帯16・3%
 (個人視聴率は、4歳以上の個人全体の視聴率)

 朝ドラ通算107作目。NHK「心の傷を癒すということ」などを手掛けた桑原亮子氏によるオリジナル作品。朝ドラ脚本は初挑戦。1990年代から現在、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島を舞台に、ヒロイン・岩倉舞がパイロットと飛行機作り、空を飛ぶことの夢に向かう姿を描く。脚本は嶋田うれ葉氏、佃良太氏の3人体制。

 初回は1994年4月、東大阪。舞(浅田芭路)は、ねじ工場を営む父・浩太(高橋克典)、母・めぐみ(永作博美)、兄・悠人(海老塚幸穏)の4人暮らし。舞は原因不明の発熱のため、小学校を休みがちだが、始業式から8日目、発熱もなく登校。小学校には、舞のお気に入りのうさぎ・スミちゃんが飼われている。幼なじみ・貴司(齋藤絢永)に勧められて飼育係になった舞は、生涯の友人となる久留美(大野さき)とスミの世話をすることになる…という展開だった。

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2022年10月4日のニュース