こんまり「制服のままゴミ袋持って部屋を徘徊」した中学時代 近藤家で「片付け禁止令」発令されたワケ

[ 2022年10月4日 12:32 ]

片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん
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 片付けコンサルタントとして米国で大活躍中の近藤麻理恵さん(37)とお笑いコンビ「ハリセンボン」近藤春菜(39)が3日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」(後10・50)で対談。幼少時の頃のことを語った。

 「5歳の時、母親が購読していた婦人雑誌の片づけ特集が面白くてしょうがなくて、むさぼるように読んでいて。ビデオケースを使った収納とか牛乳パックを開いて箱作るとかそんなことをずっとやっていて。親は楽しいことしてるねって感じで見てましたけれど…。一人で留守番してる時とかは漂白したり、いろんな所を掃除していたので親が帰ってくると『ピカピカになってる!』と喜ばれたり」と、5歳ですでに「片付け」に夢中になっていたという。

 中学生になり、「片付けを真剣に研究してみようと思って、図書館に行って刊行されている当時の片づけ本を全部読んだんです。国会図書館は18歳以上が入れるんですけど、18歳の誕生日の日に国会図書館に行って、日本の片づけ本を全部調べました」と片付けの「沼」にどんどんハマっていった。

 一方で、それまで収納を研究していたが「中学の時に物を減らすという概念が現れて。『捨てる技術』という本を読んだ時、物を減らすという選択肢があるのかと。それから物を減らすということをやり過ぎてしまったんですね。捨てるマシンのように毎日捨てていて、学校から帰ると制服のままゴミ袋を持って部屋を徘徊して、今日はあれが捨てられそう、これが捨てられそうと。そんなことを考え続けるような子供でした」と苦笑した。

 「両親のクローゼットとかも、このスーツ流行りじゃないよな、とか、このバッグ持ってるの見たことないぞとかいう物を最初はクローゼットの裏に隠しておくんです。それで数カ月誰も気づかなかったらこっそり処分したっていうのがあるんですけど、あっさり見つかりまして。近藤家で片付け禁止令という法令が出されまして。今後いっさい家族のものに手をつけるなと。気づいたのは、人の物じゃなくて、自分の物を見るべきなんだなって」と気づきを得たと回想した。

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2022年10月4日のニュース