真矢ミキ 宝塚時代の印象的なメキシコ人同期の現在に拍手「日本文化を広げてくれている」

[ 2022年8月3日 19:57 ]

真矢ミキ
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 女優の真矢ミキ(58)が、3日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる?」2時間SP(後7・00)に出演し、宝塚時代の印象的な同期の現在に称賛を送った。

 真矢が気になっていたのは、宝塚音楽学校で同期の67期生だった幸風イレネさん。15歳でメキシコから来日したという。真矢は「メキシコから入ってきて、とても明るい人で、とてもいい子で、ハートフルな子で優しい。だけど気が付けば、寮の洗濯機で着物を洗っているような…」と説明。掃除でほこりが残っていることを先輩に指摘された際、「はい!チリも積もれば山となる!」と釈明していたそうで、「まあそうなんだろうけど…」と笑って振り返った。

 番組が取材したところ、イレネさんは故郷のメキシコに帰ってい。イレネさんは、宝塚に入ったいきさつや真矢との思い出、現在の職業について語った。メキシコに移住した日本人の両親の元に誕生。旅行で来日した際に見た宝塚の舞台に憧れて、日本で受験準備をして合格したという。当時の成績は真矢とともに芳しくなかったそうで、「2人とも悪かったです。ミキはもっとひどかったんじゃないかな」と笑っていた。

 イレネさんは宝塚歌劇団で舞台に立つ傍ら、日本舞踊に打ち込んだ。「せっかく日本に来ているから、花柳流の師範をもらって帰ろうと思っていた。そこまで取って帰らないとダメだと思って、師範の名取を取って、取れたんだからよしと。メキシコに帰る時期が来たなと思って帰ってきました」。帰国後の現在は、演劇プロデューサー、女優として活動しているという。

 日本人のメキシコ移住100周年を記念した政府主催のイベントでは、日本をテーマにした舞台を上演。題材は「桃太郎」だった。実は宝塚歌劇団も、1914年の旗揚げ公演が、桃太郎を描いた作品。イレネさんは「宝塚を始めた時に、一番最初の作品は『ドンブラコ』という作品。桃太郎を題材にした『ドンブラコ』と同じように、メキシコで初めての作品は桃太郎で始めようと思った」と打ち明けた。その様子をVTRで見た真矢は「伝統まで気にして…偉いなあ」と感心していた。

 「日本とメキシコを一つにして、メキシコ人に分かりやすくするのが私の仕事じゃないかなと。私の作品は全部そうです」と話すイレネさん。真矢は「日本文化を日本人より広げてくれている。ありがたいなあ」と惜しみない称賛を送っていた。

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2022年8月3日のニュース