南果歩 故瀬戸内寂聴さん追悼展に登場 「99年間の濃厚な人生が詰まっている」

[ 2022年8月3日 12:17 ]

「追悼 瀬戸内寂聴展 プレス内覧会」に登場した南果歩
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 女優の南果歩(58)が、きょう3日から東京・日本橋高島屋で開催される「たくさんの愛を、ありがとう 追悼 瀬戸内寂聴展」(22日まで)のプレス内覧会にゲストとして出席した。昨年11月9日に心不全のため99歳で亡くなった、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんをしのび、名言の数々や華やかな交遊録などを紹介する展覧会。1995年に雑誌で対談して以降、親交を深めていた南は「99年間の先生の濃厚な人生が詰まっていて、まだ私も本当の瀬戸内寂聴という人を知らないな、と思いました」と語った。

 先月27日に行われた寂聴さんのお別れの会では、最後の言葉として「先生は私にとって。99歳の永遠のアイドル」と話した南。「先生と最後に話したのは、昨年の5月。来年のお誕生日に向けて“100歳のアイドルになれるのは先生だけですよ!”とお伝えしたら、“いいわね。100歳のアイドルになってみたいわ”と言っていた。その前に亡くなってしまいましたが、この屈託のない笑顔はまさしくアイドルです」と笑っていた。

 展覧会には、寂聴さんがこれまで出版した400冊を超える著作などがズラリ。その中でも特に岡本太郎の妻・かの子の生涯を描いた「かの子繚乱」が好きだと明かし、「いつかかの子役をやってみたい。先生から戯曲も頂いているので、今後やる機会があればぜひ」と意気込む。さらに寂聴さんを題材にした「瀬戸内寂聴物語」などの撮影が行われるようであれば、「先生から“あなた寂聴をやりなさい”と申しつかっております。その時はしっかり剃髪して撮影に臨みたいです」と力を込めた。

 同展覧会は同所ほか、大阪、京都の3店舗で開催される。

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