ライス　待遇格差の解消訴える生放送でグダグダ進行　矢作兼「もうグリーン車は無理だわ」

「キングオブコント2016」の第9代王者に輝いたライス。トロフィーを手に笑顔のライスの田所仁（左）と関町知弘
Photo By スポニチ

　お笑いコンビ「ライス」が3日、フジテレビ系「ポップUP！」（月～金曜前11・45）に出演し、キングオブコント優勝後の待遇について語った。

　16年にコント師の頂点に立ったものの、優勝者の事務所からの特典の一つでもある、グリーン車での新幹線移動をいまだに勝ち取っていない。所属する吉本興業の副社長に直談判しに行ったところ、「一緒に頑張ろうな」と握手でかわされたことも。関町知弘は「頑張っていこうの一点張りですよ。頑張ったんですよ。頑張って優勝したんですよ」とアピールした。

　昨年王者の「空気階段」も「すぐ（グリーン車に）なりましたし」と、後輩にも追い抜かれたことを告白。「この前、なぜか沼津の行きだけグリーンだったんですよ。三島まで」と首をひねった。NSC（吉本総合芸能学院）のコント講師も務める田所仁は「大阪校で授業もあったりするんですけど、その時も指定席」とぶっちゃけた。

　優勝直後はさまざまな番組に呼ばれたが、フリートークが得意ではなく、それがブレークに至っていない要因と分析。関町は「優勝する前、テレビとか一切出てなかったんで。急に優勝して、（番組出演の）1周目というか、それが全然適応できなくて」と悔やんだ。

　グリーン車以外の待遇格差について聞かれると、関町は「優勝後とかに学園祭に行った時に、後輩と行くんですけど、2組とも写真バンと載るじゃないですか？」と話し始めたが、「写真ありますか？見ていただいたら分かるんですけど…」とスタッフに問いかけた。格差を象徴する写真が出てくるかと思いきや、その素材の用意はなく、グダグダな展開に。矢作から「打ち合わせ済みの言い方だよね？」、小木博明からも「慣れてないな、番組にな」と猛ツッコミに遭った。

　関町はその後も、用意されているはずのない別の写真のネタを振り、スタジオ全体が固まる場面も。「こういうのでどんどん仕事が減っていく」「また遠のいたじゃないですか！」と自虐的に話した。矢作も「もうグリーンは無理だわ」と追い打ちをかけていた。