井上貴博アナ 旧統一教会めぐる自民党議員の反応に疑問「時間が過ぎ去るのを待っているかのよう」

[ 2022年8月3日 18:06 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 TBS井上貴博アナウンサー(37)が3日、キャスターを務める同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係性について、関わりのある国会議員らの対応に私見を語った。

 教団との関係が指摘されている自民党の井上義行参院議員は、この日発表したコメントでは、自身は信徒ではなく「賛同会員」だと説明している。番組などの取材には「(教団からの)依頼などについては非常に慎重に考えている。依頼があれば党とも相談したい」と話し、記者から「断るということか」と確認されると「そうですね」と答えたという。

 また選挙で教団関係者から協力を受けたとされる岸信夫防衛相は、「(教団との)関係をしっかり見直していく」とコメント。一連の問題に、岸田文雄首相は「社会的に問題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明していくことは大事」としている。

 各議員らの反応に、井上アナは「特に自民党議員ですけど、結局“説明する”、“見直す”、あとは“党の方針に従う”。何か言っているようで何も言っていないというか、このまま時間が過ぎ去るのを待っているかのようにしか思えないふしがあります」と指摘した。

 立憲民主党や日本維新の会は、教団と何らかの関わりがあった議員の数を公表しているが、自民党は公表していない。井上アナは「党によっては何人が関わっていたかを調査して、公表している党がある。一方で自民党はそれすらもしないとなると、まったくもって危機感というか、甘さをとても感じますね」と厳しい言葉を投げかけた。

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2022年8月3日のニュース