コロナ感染拡大 帰省の是非に専門家が見解「熱がなくても喉が痛いといった症状の時は控えた方が」

[ 2022年8月3日 12:04 ]

日本テレビ社屋
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 日本感染症学会専門医のKARADA内科クリニック五反田・佐藤昭裕院長が3日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの感染が拡大している中での帰省についてコメントした。

 「帰省をする場合、検査は必要ですか?」という質問が寄せられ、佐藤氏は「大前提として自覚症状のある場合は検査うんぬんではなくて、行かれるのやめた方がいいと思います」とコメント。「今、その自覚症状で1番多いのが喉の症状。喉痛いんだけど熱がないから、クーラーのせいかなって解釈される方がとても多いですね。ただ熱がなくても抗原検査で陽性になる方はいらっしゃるので、熱がなくても喉が痛い、咳が出るといった症状の時は移動は控えられた方がいいと思います」と提言した。

 続けて「検査の話なんですけど」と切り出し「(移動の前に)症状がないのに検査をやるっていう意味は、コロナっていうのは発症した日の2日前、そこから移すことがあると言われているので、症状がない時に検査を受けると、この2日間をひっかけることができる」と説明。「この場合は(抗原検査ではなく)PCR検査になります。抗原検査はそもそも症状がある時に使って精度が高いものですので、濃厚接触者を解除するために抗原検査を使われたりしてるんですけど、原則それはあまり意味がない」とし「いつの間にかそういう検査の仕方が間違えてきてしまっているのが事実上ですので、(移動の前は)PCR検査をされた方がいいと思います」と語った。

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2022年8月3日のニュース