笠井信輔アナ 悪性リンパ腫から退院2年で思い「命を戻していただきました 感謝しかありません」

[ 2022年4月30日 17:43 ]

笠井信輔アナウンサー
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 フリーアナウンサー笠井信輔(59)が30日、自身のブログで、悪性リンパ腫による入院から退院してちょうど2年を迎えたことを報告した。

 フジテレビを退社し、フリーに転身した直後の19年に病気が発覚し、12月に入院。治療を経て翌年4月30日に退院した。ブログでは「4月30日は、私にとっては忘れられない日です 一昨年のこの日、私は4ヶ月半の入院から退院しました 夢のようでした」と報告。「今月中に退院決定 これからが大変です」と書かれたスケッチブックを手にした、当時の写真を掲載した。

 入院当時は死を覚悟していたという。「悪性リンパ腫なんてわけのわからない『がん』で ステージ4で 脳にも転移しやすいタイプで 通常の治療法では治らないと診断され 何よりフリーアナウンサーとなって、わずか2ヶ月でした 死ぬのかなと、覚悟しました」。それでも、「今の医学は本当に進んでいます 私は命を戻していただきました 感謝しかありません」と感謝を記した。

 一方で、「がんで亡くなる方は、たくさんいらっしゃいます そうした方やご家族の無念や悲しみを思うと、もう一度あの退院の日の初心に帰らなければいけないと思います」と、がん患者や家族に寄り添う思いも吐露した。

 「自分を戒める意味でも、あの日のブログをここに再録します」と、退院当日のブログの文章を再掲載。アップルの共同創業者で、11年に死去したスティーブ・ジョブズ氏が遺した、人生について記した動画リンクを添え、「感謝の気持ちを忘れずに、ジョブズの言葉を噛み締めて、あの時の気持ちを改めて思い出したいと思います そして『あきらめないで』と伝え続けなければいけないと思っています」と決意をつづった。

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2022年4月30日のニュース