関ジャニ・大倉 難聴で休養、メンバー同士の話し合い経て決断 7月の18周年記念ライブで復活目指す

[ 2022年4月30日 05:20 ]

「関ジャニ∞」の大倉忠義
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 関ジャニ∞の大倉忠義(36)が右低音障害型難聴と両側耳鳴りと診断され、一定期間芸能活動を休止すると29日、所属するジャニーズ事務所が発表した。主な症状は低音の聞き取りづらさや耳鳴りで、原因はストレスという。25日からすでに休養に入っている。

 大倉はこの日、コメントを発表。「しっかり休養して、また元気な姿を見せられる状態で戻ってきます」と決意を記した。事務所によると、1年半ほど前から耳鳴りの症状が出ており、数カ月に1回のペースで通院していた。今月に入り症状が悪化。病院で「右低音障害型難聴」と両耳に耳鳴りがあると診断された。

 「右低音…」は再発する恐れがあり、医師から「再発を繰り返すと悪化する恐れがあることから、一定期間休養すべき」との指導を受けた。メンバー4人と話し合って決断。25日から休養に入ったという。

 グループのレギュラー番組にはテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」があり、5月9日にはフジテレビで新たに「関ジャニ∞の あとはご自由に」がスタートする。こちらは当面残りのメンバー4人が出演する。

 さらに7月にはグループ名“∞(エイト)”にちなんだ18周年記念ライブ「18祭」を、過去最大の会場となる日産スタジアムで開催することを今月発表したばかり。事務所は「今回(の休業)に関しては、レギュラー番組に加え、夏にはスタジアムLIVE『18祭』が控えていることから、そのステージに万全の状態で臨むため」と説明した。

 アイドル業とともに後輩の育成にも励んでいる大倉。関西ジャニーズJr.の敏腕プロデューサーとしても活動。昨年11月には、現在もプロデュースする、なにわ男子がCDデビューを果たすなど、アイドルと裏方、どちらにも全力を注いできた。

 事務所はそんな大倉について「その責任感の強さ故、本人の自覚以上に疲労が蓄積していたことは否めません」とコメント。病院でストレスが原因と診断されたことから「何より大倉の心身の健康を最優先にすべき」と考えたとした。

 大倉も「年齢も、デビューした頃とは違うのに何でもかんでも自分でやりますとやった結果です」とした。今後は、通院しながら経過観察を行う。

 18祭は現行の5人体制となってから初めて迎える節目。ファンに全員そろってステージに立つ姿を見せてくれることを期待したい。

 ◇大倉 忠義(おおくら・ただよし)1985年(昭60)5月16日生まれ、大阪府出身の36歳。97年にジャニーズ事務所入所。2002年に関ジャニ∞のメンバーに選ばれCDデビュー。担当はドラム。俳優としての主演作にドラマ「Dr.DMAT」「はなちゃんのみそ汁」、映画「100回泣くこと」「窮鼠はチーズの夢を見る」など。1メートル78、血液型O。

 ▽低音障害型難聴 内耳の異常により低音域のみの聴力が急に低下する。突発性難聴と症状は似ているが、めまいを伴わない点が異なる。効果的な治療法はないが治りやすい一方で、約30%の割合と、再発しやすい。20~40代の女性に多く原因は不明だが、ストレス、疲労などが引き金になることもあるという。

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2022年4月30日のニュース