ロシア政治専門家 プーチン大統領の“焦り”を指摘「市民のプーチン離れが急速に進んでくる可能性」

[ 2022年3月15日 16:45 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎教授が15日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、ロシア軍のウクライナへの攻撃について言及した。

 中村教授は「プーチン大統領っていうのは今の国内の経済状況に大変焦りがある」と指摘。「欧米からの経済制裁が効いてきています。あと10日もすればモスクワ市内のスーパーマーケットから食料品が消えてしまうという事態です。1カ月も経つと、全て日用品は消えてしまうということで、市民のプーチン離れが急速に進んでくる、そういった可能性がある」と話した。

 さらに「牛乳パックというのはモスクワ市内でも売ってるんですけども、ミルクは確かにロシアの農村地帯で生産されているわけですけども、それを入れるパッケージっていうのは外国の企業がロシアの中で作っているものなんですね。ですから、今回の経済制裁でこの牛乳のパッケージが作れなくなってしまっている状態」と説明。その上で「ですから、あと10日もすれば乳製品がスーパーマーケットから消えてしまうと。プーチン大統領にとっては、市民生活を考えるとかなり焦りが出てきている」と分析した。

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2022年3月15日のニュース