三浦瑠麗氏「中国も長期化は国益にならないはず」“中国がロシア支援か”米国が懸念報道に言及

[ 2022年3月15日 09:00 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が15日、フジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜8・00)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。

 この日の番組冒頭でロイター通信のニュースを速報。中国がロシア側の要請に応じて軍事的・経済的援助を行う意思を示したと、米国がNATOおよびアジアの同盟国に伝えたことが、米高官の話で分かった。情報当局によって外交公電で直接伝えられたメッセージによると、中国側はこれらの計画を認めないことが予想されると伝えた。詳細は直接的なブリーフィングで共有する見込みとしている。

 コメントを求められた三浦氏は「米国は今回ロシアに対してもですが、インテリジェンスとして分かったことを早め早めに出してしまうことで、相手に否定できない立場に追い込むということなんですが、中国としてはやはり、今回NATO、日本、韓国もですが大規模な制裁に踏み切って、NATO諸国が軍の装備を提供することに対して、バランスをとろうとしてロシア側に加担する見込みだということですね」と発言。

 「ただ、全体としては中国はここまで大規模侵攻が長引いたり、制裁が長引くことが国益にはならないはずなんです。ですから、もう少し中国には生産的な役割を期待していたのですが、それは無理だということなので、我々としてはなんとかウクライナ側を優勢にもっていって停戦交渉する、そういう選択肢しかないですね」と持論を述べた。

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2022年3月15日のニュース