パックン ロシア軍のシリア傭兵募集に懸念「外から戦闘員が入り、命の危険が高まるのでは」

[ 2022年3月15日 18:18 ]

パックンこと、パトリック・ハーラン
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 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(51)が15日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとしてリモート出演し、ロシア軍が募集した中東シリアの傭兵についてコメントした。

 シリアのアサド政権は、ロシアのプーチン大統領の後ろ盾を受けて成立しており、国内ではロシアを支持する集会も開かれている。プーチン大統領はそんな関係性から、シリアに傭兵を募集していることが取りざたされている。ロシアが傭兵たちに報酬を支払って軍に投入することで、戦況を有利にする狙いがあるとみられる。

 ロシア軍のこの動きについて、パックンは「“平和大国”日本から見れば、けしからん行為だなと思いますが、プーチン大統領から見れば合理的な判断にも見える」とした。ロシアは貧困にあえぐシリア人を安価で雇用するとみられ、「賃金の安さもありますが、内戦で高い経験値を持つ戦闘員を募集できます。今からキエフに入るので、市街戦に慣れている傭兵は重宝されるかもしれません」と分析した。

 一方で、シリア傭兵について「以前、トルコもシリア傭兵をアゼルバイジャンとかリビアに起用し、経験も戦う能力も高いかもしれませんけど、人権を尊重するという評判はあまり聞かないですね」と、人道的な観点から疑問視。「外からの戦闘員が入ることによって、(ウクライナ人の)命の危険、生活の危険が高まるのではないのでしょうか」と心配を口にした。

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2022年3月15日のニュース