「ドライブ・マイ・カー」が英アカデミー賞　日本映画受賞は85年の黒澤明監督「乱」以来

英国アカデミー賞の非英語映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督（英PA通信＝共同）
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　第75回英国アカデミー賞の授賞式が13日、ロンドンで行われ、濱口竜介監督（43）の「ドライブ・マイ・カー」が非英語映画賞を受賞した。日本映画では85年、黒澤明監督の「乱」（当時は外国語映画賞）以来の快挙。

　前日に現地入りしたばかりの濱口監督は「受賞を聞いた瞬間、時差ボケが治りました」と笑顔。「映画には言葉や国境を越える力があると思います。この仕事をこれからも続けていきます」と喜びを語った。監督賞、脚色賞にもノミネートされていたが、受賞は逃した。

　同作は日本時間28日発表の米アカデミー賞でも、日本映画初となる作品賞をはじめ4部門でノミネートされており弾みがついた形だ。