鈴木大地氏 高梨沙羅のスーツ規定違反に「2センチとか4センチって誤差の範囲の、それくらいの失格」

[ 2022年2月9日 09:04 ]

鈴木大地氏
Photo By スポニチ

 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)が9日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。北京五輪のジャンプ新種目、混合団体に出場した高梨沙羅(25=クラレ)が8日に、自身の公式インスタグラムを更新し、混合団体の1本目でスーツ規定違反により失格となった件で謝罪の言葉をつづったことについてコメントした。

 7日に行われた競技で、高梨は1回目のジャンプで103メートルの大ジャンプを見せたものの、規定違反で記録なしに。日本は2回目で追い上げたが4位でメダルには届かなかったことに、高梨は「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした」などと謝罪の言葉をつづった。

 鈴木氏は「まずこの謝罪文を出されたところで、本当に高梨選手のお人柄っていうんですかね、そういうのが伝わってくるなって思いました。今回ね、ルールでしようがないんですけれども、(スーツが)大きかったってことで失格になったんですが、おそらく本心は“なんでこんなところで失格したんだろう”って、そういう気持ちもあると思うんですね」と言い、「失格もいろんな種類があって、例えばドーピングで悪い物質を意図的に摂って失格、これはしようがないですけど、これ(今回のケース)は納得いかないというふうに思うんですね」とした。そして、「今回、特に5人くらい有力選手が失格してるってことで、競技自体の魅力を半減させるような失格だったわけなんですけど、もう少しルールっていうのは分かりやすくしていくべきだなというふうに思いますね」と自身の見解を述べ、「おそらくこれ、2センチとか4センチって誤差の範囲の、それくらいの失格なんで本人は気にする必要はないと思いますし、本当にお人柄は伝わったので元気に胸を張って帰って来てほしいなって思いますね」と話した。

 これにMCの谷原章介は「その2センチがたぶん浮力という意味では大きな影響を与える競技なんだとは思うんですけれども、でも何でしょう、こういう五輪という大きな場で急にルールのゲームチェンジ、適用の運用の方法が変わるっていうのは不幸としか言いようがないですよね」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2022年2月9日のニュース