18年間フィギュア実況の西岡孝洋アナ 羽生結弦SP、氷上の穴に「アクシデントとしか言いようがない」

[ 2022年2月9日 13:24 ]

フジテレビ・西岡孝洋アナウンサー
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 フジテレビの西岡孝洋アナウンサー(45)が9日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。8日に行われた北京五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で、94年ぶり3連覇を狙う羽生結弦(27=ANA)が8位スタートとなったことについて言及した。

 羽生は、冒頭に予定していた4回転サルコーが踏み切った後、体の回転をほどき、まさかの1回転となり、演技後「完璧なフォームで完璧なタイミングでいったら、トージャンプの穴だった。頭が体のことを防衛してしまった」と振り返った。「天と地と」を舞う10日のフリーでは、最大の野望である世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)で巻き返しに挑む。

 同局で18年間、フィギュアの実況、取材をしてきた西岡アナは「羽生選手の非常に緻密な部分というのが、ある意味、今回は悪い方向にいってしまったというアクシデントなのかなというふうに私は感じました」と分析。穴にはまることについて、MCの谷原章介の「今までご覧になったことあります?」と聞かれると、「実は羽生選手で見たことがありまして、羽生選手は直前の公式練習で自分が跳んだ穴、そこにはまって本番で跳べなかったということがあるんですね。彼はそこを覚えていて、ですから練習でどこを跳んだか覚えておこうと今回、思ったと思うんですよ。思っていた、そしてそこを避けたら、避けたはずなのになんでここに穴があるんだっていう表情なんですよね。つまり彼が緻密にできるからこそ、逆に言うと数センチずらした所に穴があったことに本当にびっくりしたんだということで、アクシデントとしか言いようがないジャンプだったと思います」と説明した。

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2022年2月9日のニュース