藤井貴彦アナ　高梨沙羅の謝罪インスタに思い「謝るのはおしまいにして」

日本テレビの藤井貴彦アナウンサー
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　日本テレビの藤井貴彦アナウンサー（50）が9日、キャスターを務める日本テレビ系「news　every.」（月～金曜後3・50）に生出演し、7日のスキージャンプ団体でスーツ規定違反で失格となった高梨沙羅（25＝クラレ）に激励の言葉を送った。

　高梨は7日に行われた競技で、1回目のジャンプで103メートルの大ジャンプを見せたものの、規定違反で記録なしに。太もも周りのスーツが約2センチ大きかったことが理由だった。だ2回目は98・5メートルを飛び、追い上げたものの、日本は4位でメダルには届かなかった。

　藤井アナは、高梨を長年、取材してきた後輩アナと話をしたという。「沙羅ちゃんを子供のころから取材し、応援してきた北海道の後輩アナウンサーに話を聞きました。北海道の皆さんは、『沙羅ちゃん、よく2回目を飛んだし、結果がどうであれ、おらが街の沙羅ちゃんだ』という思いで応援していたそうです」と、道民の言葉を代弁するように語った。

　高梨は8日、自身のインスタグラムで謝罪の言葉をつづった。藤井アナは「高梨選手のSNSには謝罪の言葉が並んでいます。スーツの規定違反は高梨選手の罪なんかではありません。自分のことより仲間の人生について思い詰める責任感があるからこそ、2回目を飛んだし、その責任感がなければ日本代表になるほど自分を追い込めないはずです」とエールを送った。

　さらに、「高梨さんには今、どんな言葉も届かないと思いますが、これまでのあなたの活躍でどれだけうれしい気持ちになったか分かりません。北海道の皆さんのみならず、全国の人があなたを責めたりはしていません。もう謝るのはおしまいにして下さい」と願うように口にした。