松尾貴史が肺塞栓症で緊急入院 主演舞台「鴎外の怪談」12月3公演中止へ 1月以降は上演予定

[ 2021年12月15日 10:40 ]

松尾貴史
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 タレントの松尾貴史(61)が肺塞栓症のため緊急入院したことが15日、分かった。所属事務所の公式サイトなどで発表された。主役の森鴎外役を演じる舞台「鴎外の怪談」の12月公演は中止となる。

 「二兎社公演『鴎外の怪談』に関する重要なお知らせ」と題し「鴎外役を勤めておりました松尾貴史が、肺塞栓症で緊急入院したため、以下の公演を行うことができなくなりました」と今月予定していた全国ツアー3公演の中止を報告。来年1月以降は上演を予定している。

 12/16(木)18:30 長野・上田市交流文化芸術センター
 12/19(日)14:00 山形・東ソーアリーナ(延期検討中)
 12/25(土)14:00 滋賀・びわ湖ホール

 永井愛氏が脚本・演出を手掛ける代表作の1つを7年ぶりに再演。主宰劇団「二兎社」の40周年記念公演。2014年の初演時にハヤカワ「悲劇喜劇」賞、芸術選奨文部科学大臣賞に輝くなど、高く評価された。

 今回はキャストを一新。松尾、瀬戸さおり(32)味方良介(29)渕野右澄(26)木下愛華(22)池田成志(59)木野花(73)が出演。1910~11年、大逆事件が報じられる中、文学者と官僚、2つの立場に揺れる鴎外を描く。

 東京公演(11月12日~12月5日、東京芸術劇場シアターウエスト)は終了。1月は全国6カ所で公演を予定している。

 肺塞栓症は、肺の動脈に血栓が詰まる病気。「エコノミークラス症候群」と呼ばれることも多い。

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