ビートたけし、TBS「ニュースキャスター」来年3月末で降板 きっかけは日本シリーズ

[ 2021年12月15日 05:30 ]

ビートたけし
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 TBSは14日、情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)の総合司会を務めるタレントのビートたけし(74)が来年3月いっぱいで卒業すると発表した。理由について「創作活動などに時間と精力を注ぎたいということで、たけしさんと番組側で話し合って、ご卒業を決めました」としている。

 番組は2008年にスタート。たけしと同局の安住紳一郎アナウンサー(48)が総合司会を務め、1週間の出来事を総ざらいする内容。今月11日放送の平均世帯視聴率は11・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、同時間帯トップの数字をマークしていた。

 先週末には重病説が一部で流れたが、11日の放送には通常通り出演。わざとよろけるしぐさを見せ「たけしが倒れたっていうニュースが駆け巡って。だから体悪いフリしないとかわいそうかなって」と笑いのネタにし、元気にコマネチのポーズを見せていた。また9月には番組後に局を出る際、つるはしを持った男に移動車が襲われる事件もあった。広報部はこうしたことは「降板に関連することではない」としている。

 番組の今後について、広報部は「終了の予定はありません」と来年4月以降の継続を明言。安住アナの出演についても「変更の予定はない」とした。たけしに代わる新たな総合司会者を立てるかどうかは未定としている。

 たけしはこの日昼に公開されたニュースサイト「NEWSポストセブン」の記事で、自ら降板理由を説明。決断の理由に挙げたのは11月27日の放送。プロ野球・日本シリーズ第6戦の中継が延長となり、通常より2時間20分遅れの深夜0時20分に放送が始まった。深夜の生放送を通じて「そろそろ負担のかかる仕事をセーブしていかないとマズい」と痛感したという。

 ニュースキャスターの降板で、たけしのレギュラーは4番組となる。今後は映画や小説などの創作活動により時間を割く意向だ。

 ≪「TVタックル」など継続≫ほかのレギュラー番組では「ビートたけしのTVタックル」のテレビ朝日は「降板はありません」と回答。「たけしさんのペースで収録を行っており、夜中になることもありません」と説明した。「奇跡体験!アンビリバボー」のフジは「現時点では降板という話はありません」。「世界まる見え!テレビ特捜部」の日本テレビは「制作過程についてはお答えしておりません」とし、「23時の密着テレビ『レベチな人、見つけた』」のテレビ東京は「番組の内容、出演者に関する情報はウェブサイトなどでご案内している通りです」とした。

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