夏木マリ「婚活っていうの反対なの」 自身は59歳で結婚「10人いれば10通りの適齢期がある」

[ 2021年12月15日 18:48 ]

夏木マリ
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 女優の夏木マリ(69)が13日に放送されたNHK Eテレ「眠れぬ夜は AIさんと」にVTR出演し、結婚についての自身の考えを語った。

 番組では、40代視聴者から届いた「周りがみんな結婚して取り残された感じ」という悩みに夏木が回答。夏木は「婚活っていうの反対なの。結婚ありきで人生が進んでいるよね。私はそう思わなくて、人ありきだと思う。巡り合ったからこの人と一緒にいこうかな、結婚という形になるのかなと思うので」と“結婚ありき”ではなく“人ありき”だという持論を披露。

 自身は2011年5月、パーカッショニストの斎藤ノヴ(71)と結婚した。40代の時は全く結婚に興味がなかったが、「やっぱり女って子どものことを考えるから、もう出産できない年齢になってくると思った時に悩んだことが一度あった」という。そして「ずっとそのままいって、死んでいくのだなと思ったら、何と59ですよ、結婚したの。もう皆さんが熟年離婚する時。何でも人より遅いんですけど」と59歳でのゴールインを回顧。だからこそ、いわゆる“結婚適齢期”は全ての人に当てはまるわけではないと考えているといい、「だから適齢期っていうのはないと思うんだよね。10人いれば10通りの適齢期があるから。周りが結婚したから焦るとかよく聞くけど、きっとその人はそういう時期じゃないと思う。結婚の時期じゃない」と語った。

 そして“結婚=安定”という一般的な定義にも異議を唱える。「結婚したら不安定になりますよ。だって、違う(人生を)生きてきた人と生きるわけだから。それを折り合いをつけながらいくのが面白いので、人生は」と夏木。以前は「マイペースで自分のことしか考えなかった」が結婚生活で「優しくなった」といい、「彼がすごく優しいから、こんなに優しくしてくれるんだったら私も優しくしなきゃと思って。そんな発見もあるのよ」と人としての変化と成長を明かしていた。

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2021年12月15日のニュース