橋下徹氏 10万円給付方法の“二転三転”に「自治体の立場としたら、10万円一括で配った方が1番いい」

[ 2021年12月15日 14:50 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が15日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に出演。政府が18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付に関する指針を自治体に通知することについてコメントした。

 指針では、現金5万円とクーポン5万円分に分ける方式を基本としながら、「現金10万円一括給付」と「現金5万円を先行支給し追加で5万円を給付する」の3つの方式を明記。自治体の事情を考慮し、それぞれのケースに一律の条件を設けず、クーポンで給付する場合の事務費用は国の補助の対象となる。10万円給付を巡っては政府の方針が二転三転したことで自治体に混乱が広がっており、文書で示して明確化することで収束を図りたい考えとみられる。

 橋下氏は「基本的には現金一括でやるのが手間暇もかかからないし、お金もかからないしそれが1番良いんでしょうね」とコメント。「ただこれね、教育クーポン制度はやりようによってはものすごい効果あるんですよ」とはじめ、「大阪市では教育クーポン制度を2012年くらいからやり始めてて、これは塾代とかの助成に使うんです」と説明した。

 そして「問題なのは教育クーポン制度っていうのはある意味、恒久制度としてやるのは重要です」と話し、「ただ今回は1回ぽっきりの5万円でしょ?これは教育政策にはならないですよ」と指摘。「だから教育クーポン制度もある程度の期間、しっかり20年、30年やっていくんだってことであれば、経費かかってでもやるべきだったんです。元々この10万円給付の目的がよく分からないまま進んでいってしまったので、結局大混乱になって落ち着くところで落ち着いたというか、自治体の立場としたら10万円一括で配った方が1番いいと、多分そこで自治体の皆さん落ち着くと思うんです」と私見を述べた。

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