氷川きよし どうしても歌いたかったジャンヌ・ダルクの生涯「男性のように生きるしかなかった姿がもう…」

[ 2021年11月8日 18:50 ]

歌手の氷川きよし
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 歌手の氷川きよし(44)が8日、NHKラジオ「らじるラボ」(月~金曜前8・30)にゲスト出演し、フランスを救った国民的ヒロインであり、19歳で非業の死を遂げた聖女「ジャンヌ・ダルク」への思いを語った。

 最新アルバム「You are you」の収録曲には「Jeanne d'Arc~聖女の微笑み~」があるが、どうしてもジャンヌ・ダルクの人生を歌いたかったという。理由について、「彼女の人生は短命、でも革命を起こした人。女性に生まれてきたけど、自分がそこで強く戦わざるをえなかったというか、自分が立ち上がるしかなかったという姿に凄く感動して」と氷川。「男性のように生きるしかなかったんだっていう姿がもうね…。自分が歌いたい!と思って、作家のかたにテーマを振って作ってもらったんですよ」と明かした。

 “聖女”の人生を振り返りつつ、「人間はいろいろなルールとか、決められたものの中で生きていると思うんですけど、やはり命は大切なんですよ」と、しみじみ語った氷川。昨年リリースのアルバムではクイーンの楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」を歌い、作詞・作曲のフレディ・マーキュリーに感情移入したが、今回もジャンヌ・ダルクに入り込んだという。

 「コスチュームでもなんでも成りきっちゃうんで、(ショーで)ちょっとハイレグみたいなのをはいたりとか」と言及。「あれは自分の中で女性としての強さみたいなところを表現したくて、ああいうコスチュームを着たんで」としつつ、「毎回、テーマとか作品に合わせた衣装作りをしていて、その人に成りきってやりたいんです。そこはこだわっています」と、心を寄せていることを打ち明けた。

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2021年11月8日のニュース