浜崎あゆみ 診断されたアナフィラキシーショックとは アレルギー食品、ハチ毒などの影響で意識消失

[ 2021年11月8日 05:30 ]

浜崎あゆみ
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 歌手の浜崎あゆみ(43)が7日早朝、体調不良を訴えて救急搬送された。所属事務所によると、搬送先の病院でアナフィラキシーショックと診断された。一時、意識不明だったという。

 アナフィラキシーショックとは、アレルギー症状が複数の臓器や全身に表れ、意識の消失など重い状態になる反応を意味する。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は「アレルギー物質の影響で、皮膚だけでなく呼吸器や消化器などに影響を与えるとアナフィラキシー。さらに血圧が下がるとアナフィラキシーショックとなる」と解説した。

 原因については「一般的にはワクチンなどの薬剤、そばやピーナツや甲殻類に代表されるアレルギー食品、ハチ毒など」と説明。血圧が下がり脈拍が異常に速くなるなどの症状が表れ、場合によっては命を落とす危険もある。

 症状が出た場合は、アドレナリンを使用して血圧を上げたり、ステロイドで免疫機能を抑制する治療をするのが一般的。森田氏は「浜崎さんの場合はすでに容体が落ち着いているとのことなので、原因となったアレルギー物質を摂取しない限り容体が悪化することはないでしょう」とし「普段使用しない薬を服用した時など、誰にでも急に発症する可能性がある」と警鐘を鳴らした。

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2021年11月8日のニュース