水谷隼 混合ダブルス「金」決め手は“1分間のタイムアウト”「中国選手にとって最も嫌なタイミング」

[ 2021年10月13日 09:38 ]

水谷隼
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 東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)が12日放送のテレビ朝日系「スポーツ選手だってあざとくて何が悪いの?」(後11・15)にVTR出演。東京五輪の卓球混合ダブルス決勝について振り返った。

 金メダルを獲得した混合ダブルス決勝で、勝敗をわける決め手となったのは“試合終盤にあった1分間のタイムアウト”。タイムアウトを取れるのは1試合1回で、重要なのはタイムアウトを試合のどこで使うかのタイミングだという。

 水谷は当時について「自分たちにとってのタイミングもあるんですけど」と切り出し、「相手に『嫌な作戦をしてくるんじゃないか?』と思わせたりとか、このタイムアウトはその後の戦いからしても中国選手にとって最も嫌なタイミングだったと思ってるんですよ」と振り返った。

 試合の展開は中国ペアに2ゲームを先取されるも、日本ペアが驚異の追い上げをみせ、ゲームカウント2-2に追いついた。水谷は当時の状況について「内容を見てもかなり日本側が押していたなと思いますし、だんだん自分たちのプレーも良くなってきて、このまま押し切ってやろうという気持ちでした」と回想した。

 その後の第5ゲームも一進一退の攻防で、日本ペアが9-8とリード。次の1ポイントをどちらが取るかで試合の流れが大きく変わる局面で、日本はタイムアウトをとった。水谷は「9―8でリードしていて、9―9になっちゃうともう五分五分なんですよ。1本取れればもう5ゲーム目は取ったみたいな。なので(タイムアウト)を取るなら、9-8しかないなと思いました」と説明。タイムアウトの狙いとしては、勢いづく中国の流れを一旦止めること。そして、大事な次の1点を取るための作戦を立てるという意味があったという。

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2021年10月13日のニュース