片岡鶴太郎 57年前から知る「おぼん・こぼん」秘話 「デコボココンビで…仲が良かった」

[ 2021年10月13日 17:07 ]

タレントの片岡鶴太郎
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 タレントの片岡鶴太郎(66)が13日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜後1・00)にゲスト出演し、ベテランお笑いコンビ「おぼん・こぼん」とのエピソードを語る一幕があった。

 物心づいた頃から芸人を志し高校卒業後、片岡鶴八師匠に弟子入り。3年後には声帯模写で独り立ちし、東宝名人会、浅草演芸場に出演し、その後、バラエティ番組を足がかりにして広く知られるようになった。だがテレビ初出演はグンとさかのぼり、小学生の時だったという。

 「子供の時、フジテレビで『しろうと寄席』という番組があって、そこに私、小学4年生で出てね。前座、二つ目、真打と三段階あって、真打までいくとプロになる道をつけてくれて、芸名も付けてくれるの」と片岡。「私は動物のモノマネ…犬とか猫とか豚とかをやって。それをね、番組ADの方が『(本名の)荻野君、もうちょっとネタをこうして』とアドバイスしてくれて。その方が後の『オレたちひょうきん族!』を作る横澤彪だった」としつつ、「横澤さんとは小学生の時に出会っているの。まだ(テレビが)白黒の時代」と言及した。

 当時を振り返り、「私が前座を受けて、その時、真打を受けたのは大阪から出て来た高校1年生の漫才コンビ。デコボココンビで、坊主頭でむっちゃくちゃ(漫才が)上手くて…」と片岡。「これは凄いってことで真打に受かって。で、付けた名前が『月見おぼん・こぼん』ね」と、約57年前の出来事を明かした。

 片岡は、TBS「水曜日のダウンタウン」(後10・00)で「おぼん・こぼん」の約10年の不仲に終止符が打たれたことを見ていたという。「俺はさ、あれだけ仲が悪いのを見てもう悲しくて悲しくて…」としつつ、「最初に会った時、2人は高校1年生で、井上さんと馬場添さんですよ。僕が『お兄ちゃんたち上手いですね』と言ったら『ボクも頑張ってね』つって…その時は仲が良かった。だからさ、その時からずっ~とコンビやっているから、そりゃまあ仲たがいはしますよね」と回顧。

 同番組で2人の仲を取り持った「ナイツ」を「でもよくまとめましたよ」と称賛しつつ、「見てましたよ俺、2週続けて。(おぼん・こぼんを当初から知っているので)心配だもん。他人事じゃないもん」と懐かしそうに語っていた。

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2021年10月13日のニュース